『人の優しさにふれ』 2010年05月24日

今年2月に無事に女の子を出産し、只今育児休暇中です。
みなさんお元気ですか。
14年働いて初めてやってきた“毎日お休み♪”。
今だけの特権と思いenjoy中です。

今年は年頭の目標に「楽しく、無事の出産」と掲げたんですが、まさにそのとおりの出産となりました。
色々な方の助けがあって無事に我が子が生まれてきたことを感謝せずにはいられませんでした。

とはいうものの、大事な我が子もあまり神経質にならず子育てしたいという想いから、自分に負担をかけ過ぎないようにユルユルやっとります(^^)

今回妊娠し子供が生まれてみて、初めて感じたり知ることが色々ありました。
今回はそれについて。


視点が変わると・・・
まず、自分が妊婦になると、街行く妊婦さんやバギーを押した人がやたらと目につくようになります。「こんなにママ&プレママって多かったかしら?」と。
視点が変わるとこんなにも気になるものが変わるとは。驚きでした。


本当に少子化?
いざ分娩の予約を入れようと予定日の半年前に病院に問い合わせをすると「その分娩時期はもういっぱいです」と断られる始末。
「少子化とはどこ吹く風」と思いましたが、どうやら産科の数が減っているためで、少子化には変わりないらしいのです・・・・・。

本当に必要な少子化対策とは
産婦人科で看護士さんが言っていた一言。
「少子化歯止めに子ども手当てというけれど、本当に子どもを増やしたいなら生まれた子にお金をかけるのではなく、生まれる過程に必要なところにかけるべき。例えば不妊治療の助成金取得の所得制限をもっと上げて、多くの人が不妊治療に取り組めるようにして、更に助成額もあげるとか」。ナルホド。

調べてみました。今は、所得上限はたいてい夫婦の所得合わせて730万円未満と定められているところが多いようです。助成金の支給額と支給回数はお住まいのエリアによってかなり異なり、それぞれ開きもありました。
いずれにしても、子どもが欲しいと悩んでいるのに出来ないのは本当に辛いこと。
この助成が少しでも多くの人に適応できるようになればいいのにと心から思います。結果として出生率も上がっていくでしょうし。

妊婦になって初めてわかったこと
妊娠中、バスや電車に乗ったとき「辛いくて座りたいな?」と感じたのは、実はお腹が大きくなってからよりも、見た目には全く妊婦とわからないつわりの時期だと初めて知りました。(勿論、つわりのない人もいるので個人差はありますが。)
とはいうものの、お腹が大きくなればそれなりに重くてしんどいもので、満員電車で席を譲ってくださったおじさまにどれだけ感謝したか。人の優しさに触れて心がホカッとした瞬間でした。

母という生き物って・・・
いよいよ子どもが生まれてみると、ある一つのおもしろ現象に気付きました。
子連れで出掛けると「今何ヶ月?」などと言ってバギー内の赤ちゃんをのぞきに来てくれるのは、決まっておばさま方。
昨日も赤ちゃん連れでバスに乗っていたら、隣の席のおばあちゃまが「今・・・・3ヶ月くらい?」とドンピシャリ!
ご自身も子育てをした経験からか見ただけで何ヶ月かわかるんですねぇ。感心しました。これぞ母性というものなのでしょうか。

桜の咲く時期に初めてバギーでお出掛けした時もそうでした。
産後一ヶ月半で犬まで連れてお花見に行った時、見物客のおばさまが赤ちゃんをチラリと見て「あら小さいっ!いつ生まれたの??一ヶ月半!?そんな小さいのによく出てきたわね?!!」と半ば呆れ顔。
でも「せっかく来たんだから撮ってあげる」と、家族4人(犬も含む)の写真を快く撮ってくれたのです。
最近は「隣の人は何する人ぞ」という時代にあって、皆さんとても親切で、驚かされっぱなしです。

人の優しさにふれ
先日もそうでした。この連休、階段の前で赤ちゃん&バギー&犬&荷物とどうにも身動きがとれなくなっている私を見て「これ、運んじゃっていいですか?」と見ず知らずの通りがかりのおばさまが、階段の上まで私の荷物を運んでくださったのです。
人の痛みがわかるって素敵だと思いました。そしてまたまた心から感謝しました。

でもこうして自分が大変な状況におかれると人の大変さも同時に察するものですね。最近はそういう人を見ると、ほんの小さなことでいいから「あっ!」と思ったら、心に素直にお手伝いしようとつくづく感じているところです。


視点が変わると・・・PART?

いつも通っているのに自分が変わらないと気付かないことってあるもんだと思ったのは昨日の出来事。
お台場に遊びに行ったのですが、その際、いつもランチなどで立ち寄るアクアシティーお台場に授乳室があることに初めて気付きました。むろん、これまで私の生活に必要ない存在だったので気付かないのもしょうがないと言えますが。 これがすごいんです。
おしめ交換台は勿論、おむつ捨て機や授乳室、お湯・お水もあり、至れり尽くせり。
正にかゆいところに手が届いていました。利用者も結構多いのにこれまたビックリ。

そういう意味ではエレベーターが設置されていない駅も多くあり、バギーでは上り下りが困難な駅がまだまだ多いなと最近つくづく感じます。
バギーならまだしも、車椅子の方たちはどうなさっているんだろう?視点が変わると疑問も湧いてきます。

こんなかんじでほぼ楽しんで育児をやっていますが、会った大抵の人に「なんか思ったより大雑把な子育てね?」と言われ、「ありゃ、娘に悪かったかな・・・・」とちょっと反省したりしています(笑)。
なので、丁寧を心がけつつ、無理せず"いい加減子育て"で今後もいきたいと思っています。