『結構、フジテレビもエコ活動、頑張ってます』 2007年11月22日

社内でゴミ分別がきちんとされているか部署ごとにチェックがあるのは以前にお伝えしましたが、今秋から進化バージョンの「新社長も、がんばるぞ!!〜めざせ金のごみ箱型トロフィー・みんなで力を合わせポイントを稼ごう!〜」なるキャンペーンがスタートしました。


これが優勝部署に贈られる金のゴミ箱じゃ〜!ハハ〜
今回はどれだけ成長がみられるか「分別のアップ率」も評価対象となり、期間中に100%を達成した部署には表彰状が。更に一位になった部署にはタイトル通り、金のごみ箱型トロフィーが貸与されることになりました。
今回のキャンペーンの狙いは「競いあい」で、ゴルフコンペの優勝トロフィーよろしく、歴代優勝部署名がリボンでぶら下がって引き継がれるのです♪


表彰状立ての台紙はシュレッダーゴミがマテリアル
局内みんなでレベルアップするのが目標ですが、やるならとことんエコでなきゃ!と、その際に渡される表彰状は再生紙、台紙は社内で出たシュレッダーゴミを圧縮したボードと徹底的にエコを追求!これぞ究極のリサイクル=無駄ナシ。

しかもシュレッダーゴミ素材の色が何色か入り混じり、まるでウールの織りのようで意外とオシャレで格好よいのです。


絵に描いたような我が驚きの表情に、驚き&大笑い(^0^)
横の写真は表彰式の様子ですが、司会者の私が心の底から驚いている顔がおかしいですね(笑)。
実はくす球が予期せぬタイミングで割れてしまい、ビックリしているところなんですねー。余談でした。
そんなフジテレビで先日、社員用の環境問題社内勉強会を開き、米・前副大統領 アル・ゴア氏の「不都合な真実」を訳した、翻訳家・通訳で環境ジャーナリストでもある枝廣淳子さんに「温暖化時代をどうサバイバルするか?」というテーマでお話しいただきました(講演の内容はエコアナのHPに梅津アナが書いていますのでこちらもご覧下さい)。 その講演の中で特に私の印象に残った二つのことをご紹介します。

まず一つ目は、いつもこの「エ・コ・ラ」を書きながら疑問に思うマクロの話について。環境・エコに取り組むにあったって「ビジョン」はどうやって描くのか?日本という国のエコの照準はどこに定められているか?を質問してみました。すると 私たちがすべき5つのこと
  1. 知ること
  2. ビジョンを描くこと
  3. システム思考などの全体像を把握すること
  4. 行動すること
  5. 伝えること・広げること
をあげ、中でも(2)について、
A.現状から一つ一つ積み重ねて青写真に近づく方法
と、
B.最終目標から逆算して次の一手を決める方法
があり、EU・北欧など環境への取り組みでこれまで成功を収めている国は後者(B)で、我が日本は前者(A)を取り入れている。
枝廣さんから見ると今の日本の環境政策は目標設定があやふやで、右へ左へ蛇行し、どこへ進んで行くのかが見えず、期待薄だというのである。それゆえB方式で国が率先して提案してくれない以上、現状を改善しつつ企業や個人が出来る努力を地道にするしかない!というのです。
もし本当に枝廣さんが言うようにガツンと芯の通った逆算形の政府案がないのだとすると、これはちょっとショックだな、と思いました・・・・・。
次回の勉強会は環境省の方をお招きして行う予定なので、その際に詳しく伺ってみます。またの報告をお待ち下さい。

二つ目に、リサイクルはするだけではダメ。リサイクル製品を買ってこそやっと一巡するのだから、その循環を認識し行動に移さないとダメだという話でした。
これは至極当たり前な話なのですが、私にとっては目から鱗が落ちた瞬間でした。
というのもスーパーなどで行なっている牛乳パックの回収には勿論参加していますが、これによってできたトイレットペーパーは紙質が硬そうな割に特売品より値段が高いため、これまで購入するのに二の足を踏んでいたからです。これがいかに一方通行なエコだったか、この瞬間知らされたのでした。
「リサイクル製品を生産するばかりでもダメ。それが売れなければ余剰品が増える一方なのだから、率先してリサイクル品を購入して下さい」
枝廣さんのこの声が私の行動を変えました。それ以後、私はリサイクルトイレットペーパーに手をのばすようになりました。
ま、これまでも「そうよね」と、心のどこかで思っている自分がいた気もしますが、行動に起こせない自分の方が勝っていたのだから、この講演を聴いてよかったなと思いました。 後日談ですが、リサイクルトイレットペーパーの肌触りはそんなにゴワゴワしていませんでしたよ!(笑)失敬!

こんなかんじで結構フジテレビもエコ活動、頑張っているので、「結構、藤村も頑張ってるよね」と言われるよう、5つのすべきことを含め私にできることをより一層頑張ります☆