『お気に入りのエコは靴直し ~お洒落は足元から~』 2007年08月21日

夏がきましたねー。あっつい夏が。皆さんお元気ですか?

私がエコラを書き始めた2005年頃は、新聞から環境問題の記事を探そうとすると週に2回掲載されていれば良い方でした。
しかし最近ではどうでしょう。
毎日どこかの新聞で必ず取り上げられるようになってきて、新聞によっては「環境」という頁や欄が出来ているところもあるんですね。随分変わったなぁと実感します。

誰々の不祥事とかいうような揚げ足を取ることよりも、こういう問題こそマスコミ発で率先して伝え、啓蒙していくべきものだとも思いますが、サミットで議題に上ったり、皆さんの興味そのものも追い風となって変化が見られ始めたのではないかと時流の存在をも感じます。 しかし、この問題は時が過ぎれば解決するものではありません。一度起きたこのムーブメントを、絶やさずそして更なる発展に自分も何かお手伝いができれば、といつも思っています。

えー、本題はこれから♪
上記のようにエコという言葉やそれに関する実行がみんなの生活に浸透してきたこともあり、「3R運動」というワードもよく耳にするところとなりました。 ところが、凄いですね。進化系を発見してしまったのです! 私もつい最近知ったのですが、どうやら「5R」というのがあるらしいのです。
リデュース(reduce =減らす・ 減量)
リユース(reuse = 再利用)
リサイクル(recycle = 再生利用・再資源化)


ここまでは既存の「3R」。注目はこの先

リフューズ(refuse = 断る・辞退)
リペア(repair = 修理)


両方とも実行に移せば、文句無くエコラさんの仲間入り!・・・・・・そういえば普段から私、結構やってるかも、この二つ。 買い物したときは包装を断るか、したとしてもごく簡素にしてもらうようにして頼みますし、レジ袋は出来るだけ断りMYバッグ持参など。

中でも私が着目し、気に入っているのが、あの分野での「リペア」です。あの分野とは・・・・・スーパーの一画などに「靴の修理屋さん」って、ありません?よく鍵屋さんと兼務になっている、あれ。あれです!


私の夏の靴ラインナップ。冬物は実家に・・・・・。靴大臣!?

底のゴムがすり減ってなくなっている!!ヒドイ状態


うちの近所のリペアショップ。ここは安くてとても良心的でした
何を隠そう、私は独身時代からこの靴のリペアショップの愛用者です。
私の場合歩く時の癖で、どうしてもヒールのゴム底が外側ばかりすり減ってしまうんです。どうやら脚運びの悪さが出ているようです。
特にお気に入りの靴が駄目になってしまった時は悲しいもので、まるで我が子を預けに出すような気分で「この靴ちゃんをどうかよろしく御願いしますっ!」とお直しに出すと、その職人さんたちが早い、上手い!

仕上がりは上出来!これで650円
数分して彼らの腕により甦った靴が戻ってくると、これまでとは違う新しいフィット感を生み出してくれ、何とも嬉しい気分にさせてくれるのです☆あの気分はちょっと独特。
これで淑女気取りでスッスッと歩けるようになります。
その間私の役目は、裸足で脚をブラブラさせて出来上がりを待っているだけ(笑)
私はこれこそ最大のエコだと思うのです。靴は捨ててしまえば燃えないゴミにしかなりませんが、リペアに出せば短時間であっという間にキレ〜イに蘇らせてくれる。中敷のへたりや靴底の傷みもみんなピカピカに!見違える程。

そこでリペアショップの方に訊いてみました。
男性の靴に比べ女性のヒール(特にピンヒール)は接地面が極小さいためトラブルが日常茶飯事で、準じてリペアユーザーの大半が私のような女性なのだそうです。女性はこのような悩みから結構エコラさんが多いみたいですね。嬉しい。
もしかしたら、男性でも営業職などで一日中ず〜っと歩き回っている人たちは、女性と同じように短時間で靴が傷みやすいかもしれませんね。お疲れ様です(^^)

気になるお値段ですが、東京ではピンヒール一足分で600円台の所もあれば、1,200円台の所もあり店によってまちまちです。(男性の皮靴の底を、ゴムで全部張り替えたら6,000円台〜、革張りなら8,000円〜10,000円位までとこれもまちまち)
しかしいくらにせよ、新規で靴を買うことを思ったら、新品同様とはいかなくとも一回の修理でその後再び何年も履けるようになるのだから、私は妥当な値段のような気がしています。しかもゴミが出ない!


お宝、GUCCIのスエード靴

あら?またすり減ってきてますねぇ。もうそろそろ二度目のリペアが必要かな
そういえばこんなこともありました。
学生時代、卒業旅行で行ったイタリアで、清水の舞台から飛び降りて買った茶色のGUCCIのスエードヒール靴。足で踏み潰しておきながら「お宝」というのもちょっと違和感があるかもしれませんが、この靴はその当時の私にとって、とても高価でお洒落な贅沢品=お宝でした。。
よい靴というだけあり履き心地が良く、それが仇となって多用し、数年でヒ−ルがすっかりすり減ってしまったのです。

そこでリペアショップの出番!「ヒールをちょっと削って両足の高さを揃え、新しいゴム底をつけておきますんで。そのかわりヒールが少々低くなりますが・・・・・」といってお直ししてくれたのです。
仕上がってみると、ヒールが低くなりかえって歩きやすくなったくらいで、何の問題も違和感もありません。しかもこの靴、スエードが白っ茶けてしまった時は、色付きスプレーで着色!こうして少し手を加えてあげるだけで美しく長く履けるんですね。
最近でも冬場はこの靴を履くので、もうかれこれ12年ものです。


お洒落は足元から
このようにして日常の「思い立ったらちょこっとリペア」が実は女性のお財布とお洒落を支えているのです。
お洒落は足元からって言いますしね!
これも立派なエコ。みなさんの実践しているエコ、トライしてみたいエコも書き込みでどうぞ教えてください♪
お待ちしています。