『海抜250mで見つけたオシャレ・エコスポット』 2006年08月25日


何年か振りに広報用写真を
撮り直しました。
この面倒臭がり屋ぶりも
学生時代から変わっていません・・・
みなさーん、夏休みを満喫していますか?
お台場も毎日大勢のお客様で賑わっています。
学生時代、宿題は8月後半からかけこんでやっていた藤村です(笑)

さて、学生時代といえば・・・・・「学生時代にやっておけばよかったなぁと思う事は何ですか?」とアナウンサー志望の学生さんからOG訪問でよく聞かれます。
人によって答えは様々だと思いますが、私は、色々な芸術作品(エンターテイメントも含む)を沢山みて感性を磨き、感じたことを言葉として表現することをもっとしておけばよかったかなぁと、この仕事をして遅ればせながら実感しています。

そういう観点からすると、美術館に足を運び、感性を養うというのもGOOD!
そこで、夏休みの今、一級品を観て感性を磨き、更にこんなエコもあるんだ〜!という一例も見て欲しいので、海抜250メートルのオシャレ・エコスポットをご紹介します。

先日“美術館cafe”というテーマで、六本木ヒルズ52Fにある森美術館と、展望台にある「マドラウンジ」というcafe双方に取材に行ってきました。そうしたところ、このcafeがとにかくオシャレでビックリ!昼はcafe、夜はクラブラウンジというこのお店。


雰囲気のあるVIP room
“アーティストのアーティストによるアーティストのための空間として、また東京の夜景をアートする空間として誕生した”そうですが、店内随所のこだわり様を見ればコンセプト通りと頷けます。

そのかなりイケてる空間の中で、ちょっとミスマッチなようですが、私はエコを発見したのです。


雑多なイスたちが、むしろハイセンスさを感じさせる
普通、店内のイスは皆同じ物で統一されていますが、この「マドラウンジ」のメインフロアにあるイスは多種多様。デザイン・色・テイスト・年代の違う物ばかりが取り揃えられていて、正にカオス(混沌)の世界。

むしろこのバラバラ感が、他では味わえないセンスの良さを醸(かも)し出していて「流行の最先端、六本木ヒルズに来ました〜!」というのを実感させてくれる気がしました。


リージェント様式をちょっとデコラティブにした感じ、とでも言う のでしょうか。
し・か・も、これらのイス全てがリユース(3R活動の一つ ※)だというじゃないですか。たまげた!
「こんなにオシャレなリユース品、あるのぉ?」

お店の方に伺ったところ、中にはゴミ箱に片脚を突っ込んでいるようなダメイスも混じっていて、イスとして、また芸術品として、価値がほとんど見いだせない物も含まれているんだそう。私にはどれがそれだか全くわからない〜・・・・・。

ただ、イス選びに関しては、コンセプトに忠実にまちまちのものを混在させることに重きをおいていたので、エコを意識した選定ではなかったのだそう。

ムムッ!?これもイス?見かけに反して座り心地はバツグン!

こんな金属のゴージャスなイスも。風変わりで面白いですね

背もたれの丸さと、座面のスクエア。このミスマッチが◎

こちらはモダニズムタイプ
今回の様に、エコマインドが第一義ではなかったかもしれないけど、意図せずとも、最終的にはそれが環境に優しい行為だったとなれば、私はそれでも充分◎だと思う。
プロセスも大事だけど、結果も大切だから。

見よ!このやり過ぎな程に手を加えられたイスを!コレって診療台ですよね・・・

B級のイスはどれか、あなたには見分けられるかな〜?
というわけで、最先端の六本木ヒルズで見つけたハイカラエコを今回はご紹介しました。見つけた瞬間、偶然エコに出会えた喜びは一入(ひとしお)でした。

この「マドラウンジ」。今年7月にオープンし、たった1年間限定での開店だそうなので、もし興味がある方はお早めに、選りすぐりのリユース・イスをどうぞご覧になってね。
B級のイスがどれかを探すのも、面白いかも!

※3R活動・・・ Reduceリデュース=ごみの発生抑制、Reuseリユース=再利用、Recycleリサイクル=再資源化 の3つのRに取り組むことでごみをできるだけ少なくし、ごみの焼却や埋め立て処分による環境への悪影響を極力減らすこと。そして、限りある地球の資源を有効に繰り返し使う社会=循環型社会をつくろうとする活動。
注) 入場には東京シティービュー(展望台)の入館料(一般1,500円/高校・大学生1,000円/4歳〜中学生500円)が、また、夜は別途ミュージックチャージがかかります。