『ゲーム感覚で楽しめちゃう!most cleanな“足” その2』 2006年05月10日

(前号からの引きつづき)
さあ、抽選が始まりました!
私は、大学の教授からこのリサイクル自転車のことを勧められたという、短期留学で日本に来ている外国人学生さん達と一緒に、番号が呼ばれるのを待つことにしました。
抽選器から番号が書かれた玉が出てきます。

「商店街のくじ引きみたいで、のどかな雰囲気がいいわ〜」・・・と思っていたのは私だけだったんでしょうか。みんなの目は、もの凄く真剣。
横にいた女の子も「ドキドキする・・・」と息を潜めていました。
「ガラガラガラ・・・・・・○番の方!」
「おー!きたきた/(^▽^)/」当たった人から嬉しそうに自転車を選びに行きます。

この日知り合った抽選仲間と
喜びの一枚。
「ガラガラガラ・・・・・・○番の方!」
しか〜し、一向に私の番号は呼ばれません(焦)。
バラエティー番組なら相当おいしいシチュエーション。
だけどこれは現実!残るはあと5人!!
当たって!!! お願い!!!!
「ガラガラガラ・・・・・・11番の方」
「キターッ!---(゜∀゜)---!!!」
電車男にも勝る思いでこの瞬間を喜んだ私。

しかし残っている自転車の数はほとんどなく(悲)「事前に番号を控えておかなくてよかったワン」と皮肉にも思ったほどでした(笑)。
そして残り物の中からハンドルがT字になっている物をチョイス。
「今日からこれが私の自転車さんネ!よろしく☆」
真新しい自転車を購入した時以上にとても新鮮な気持ちで、早くもいとおしく感じたのは、やはり色々な人の手を経由してみんなの力によって生まれ変わった “リサイクル品” だからなんでしょうか。とても清々しい不思議な感覚でした。
「大切にするからね・・・」

問題は “帰り道”。
最初に書いたとおり、もう何年も自転車に乗っていなかったので、購入したはいいけれど本当は自転車に乗れなくなっているんじゃないかしら!?と、とても不安で・・・
「あ〜!危な〜い!」こぎ出しは電柱にぶつかりそうになりながらフラフラ。
でも10mも行くとスピードに乗って安定してきました。「な〜んだ、体が覚えてるって、こういうことをいうのね♪」結局、事故もなく無事に家までたどり着きましたとさ。


この日残った2台。
でもこれも良い自転車でしたよ。
確か、41台に対して60人だったよね?とお思いの方もいるかもしれませんね。
実は中には当選確率を上げるために家族数人で訪れ、そのうち一人でも当たれば残りの番号札は途中で放棄するというご家族もいたため、当初1.46倍の倍率も、結果的には2台余ったというわけ。(その戦法、賢いといえば賢いですけどね)

こうして、主人の発言がきっかけで無事に我が家の子になった自転車ちゃんですが、彼は時間が無くて実はまだ一度も乗ったことがないんですぅ(困・笑)・・・言いだしっぺなのにねぇ。
その代わり、私ばかりが乗っていて、最近ではどこへ行くにも決まって自転車。
先日は自宅から2kmちょっとの所にあるヨガスタジオに自転車で行ったら、思いの外坂が急勾配で、ヨガ運動する前に体力を使い果たし、着いた頃には疲れきってヘロヘロ・・・。ももの筋肉が笑っちゃって、笑っちゃって、ヨガのポーズをキープできなかったんです。ナサケナイ、トホホ。
でも自転車で風を切るのって本当に気持ちがいいですね。近頃では日差しも暖かくなってきたし♪
学生時代を懐かしみつつ現状を楽しんでいる今日このごろです。

そういえば、去年11月中旬に内閣府が環境問題に関する国民アンケートの結果を発表していましたね。
「ある程度生活が不便になっても、自動車による環境問題を改善するのがよい」と答えた人が半数近くいたそうです。
この数字は調査を始めた12年前に比べて15.7ポイントUPし、最近の環境問題への国民の意識が高くなっていることが伺えるということでした。
いい傾向ですね。
多分この15.7ポイントには私も含まれているんだろうな・・・


多摩川の河川敷で家族での一枚。
まるで『三丁目の夕日』みたいですね
基、自転車は運転するのに「免許もいらない・お値段も安く・NON排気ガスのクリーンな乗り物」。
“先進” というよりは “アナログ” という言葉が似合う乗り物ですが、環境にとっては実に優しい、善いことずくめの乗り物です。
これからの春〜秋にかけてのシーズンはますます自転車で出掛けやすくなりますね。
これから自転車を買おうかなと検討なさっている方や、これを読んでリサイクル自転車に興味を持たれた方は、是非お住まいの自治体のリサイクル事情もちょっと調べてみて!