第1作を観たのが、大学受験で、上京の帰り。当時は、夜行列車での移動で、
試験内容そっちのけで興奮の帰途…スタッフ・キャストがんばったでしょう！

シドニー・ルメット最新作！というだけで、まして評判もいいとなれば～
劇場のファン同様、しっかりと職人の技を堪能しました。原題・邦題ともGOOD

導入部のタイプライター音楽から、物語にぐっと引き込まれる。K・ナイトレイの文学シリーズ?は、なぜか面白く見てしまうんです。

登場するクリーチャーが、気持ち悪すぎです。だから、怖いし、キングの世界の映像化に成功している訳ですが。２時間越えは、疲れたよ。（ほめてます）

このきっかけで、はまるものがあるとすれば、私の場合は、やっぱり映画から。
「三国志」いっちゃう?どうする?誰の本読む？PartⅡ待ちますか…

今年の予告編ベスト映画。アカデミー賞の結果からも期待は、ますますふくらんで、本編手に汗握る展開から、クライマックスで、睡魔に負けた。

小さいながらも、でっかいハートで、音楽とあわせて楽しもう。
ヒロインの魅力と、若いスタッフの才能が、輝きを銀幕に放つ。みてよかった～

大胆な描写が、大きな話題となり、こちらもついついベクトルの向きを間違ってアプローチしたが、どっこい!?感動してしまったよ。"戒め"ます。

これぞ、ハリウッド・クラシック。脚本のイメージを映像に、
そして、セリフの持つ意味を、俳優陣が見事に演じきった。
タイトルだけは、理解しきれず。

この傑作ムービーを、オリンピックイヤーの夏の勤務状況から、
なかなか時間をさけず、見逃してしまうところだった。
バットマンの続編と思うと、敬遠しそうだし、
アクション大作というには、マニアックすぎるが、とにかく見てみて！

やっぱり、大きなスクリーンで観るって、いいなぁを実感させてくれる。
近年つづいた"ホッと時代劇"路線を市川作品は、先取りしていたのだ。

子供のときは、いっぱいこういうアニメに出会いたい。
そんな中年となった自分なりの考えを広げてくれた。歌だけじゃないよ～

出演者全員が、はまり役！その確率は、…ありえない。
原作・企画・俳優すべての奇跡的出会いが、結晶となった。ガリレオは、毎日でも見たい。

いまどき?の設定や、流れる曲、じわじわ染み入る関西弁のやさしさに包まれて、日本映画史に新しい夫婦の伝説がうまれた。

昭和30年代が、出てるね～。三丁目にも負けない！ロケの実力だー。
歌謡コメディは、古臭くて、新しい。愛すべき一編に思わずニンマリ～

佐藤浩市演じた国営放送ドラマ版も感動したが、ここまで来ると、
その一瞬一瞬に観客も立ち会っているかのよう。中盤から、ハンカチが必要だった。

リリー・フランキーに主人公の法廷画家をやらせたところが、勝利のポイント！
って、審査員ではないんですが…面白かった～

実家の縁側でむかえる真夏の夕暮れ。時間の経過を陽の傾きで描ききったのはサスガです。
あと、やっぱりタイトルの意味がわかった瞬間がねぇ。OK

私は、笠井アナと違って、めったに映画館で声を出して笑ったりしない。
でも、こらえきれなかった～オリジナル企画・脚本も評価高い。審査員じゃないけど。

トップ5に原田監督2作品入りの快挙！堤真一は、トップ10に3作品だ。中国で撮影することで、雰囲気を出し切った。まさか、上映開始から50分くらい、主人公が出てこないなんて、やってくれるよ。今年最初に見た映画でした～


以上、今年は、作り手側のキャラクターへの愛と、私の趣味の一致が、ベスト10の境界となった。
洋画では、イースタン・プロミス、幻影師アイゼンハイム　が、
邦画では、母べえ、奈緒子、ラブファイト　が、次点となった。
2007年12月から、2008年11月末までの公開作品が対象で、
私が、スクリーンで鑑賞したものに限る。
登場人物へのこだわりは、今年小説でも楽しむ。
マイクル・ウォルシュ作　もうひとつの「カサブランカ」（扶桑社・出版年は、5年程前）、吉村達也作　マタンゴ最後の逆襲（角川ホラー文庫）は、名作にふたたび浸るいい機会となった。

最後に2009年、これは押さえて！
洋画　あのL.A.コンフィデンシャルの興奮、再び。「フェイクシティ」
邦画　「誰も守ってくれない」は、単発TVドラマとあわせて見逃すな！！！