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森山達也ロングインタビュー - 雨の野音

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（1982年６月７日　日比谷野外音楽堂での伝説的ライブについて） すごかったよね．ずっと20年間近くライブやっているけど，絶対忘れられないライブの一つですよね．野音っていうのが本当に初めてだったし．昼間，すっごい天気よかったし．だからほとんどの連中，傘なんか持ってきてなかったと思うわけ．俺達もステージ上はそういう雨が降っちゃやばいっていうセッティングっていうの，そういう用意もやってなかったしね．「絶対大丈夫だ」みたいな． でも８曲目あたりから雨がぽつりぽつり来て，最後はスゴイ雨になってたしね．だから，ギターは壊れていくわ，アンプは鳴んなくなるわ，マイクは潰れていくわ．で，最後に残ったギターは一本だけで，それをギターの苣木に弾かせて．もうベースも無くなって，ドラムの生音に近い音とギター一本で．「どうしようかな，これ．最後まで行けないな」って．こっち（唇を指す）は感電しているし． でも客が全部助けてくれたっていうか．み〜んなが唄いだして．だから，人間の力ってすごいなって．電気の力は弱いけど，電気は自然に負けるけど，人間は大丈夫だって．

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