FACTORY CS0002 :
宮本浩次×10 - 詞
(2)バンド | (5)詞 | (9)エネルギー | (10)メッセージ
詞を書くときに一番のベストって言うかね,非常に幸運な時って,自分の回りの小事件でも何でもいいんですけどインパクトのあった時の感動,なんでもいいんです,そのときの感動を持ちながらパッとできちゃう時があるんですよね.これはもう詞なんかも曲なんかも本当に同時にできちゃったりしましてね,これがあると一番いい.一番いいんですけども. 基本的にはギターなんかでコードを考えましてね,その上にメロディーを載せて,最後にその上に詞を載せますからね.非常に詞っていうのはいい加減に作る.ところがいい加減に作るからって,じゃあね,その詞が生き生きしているかっていうと,結局,本人が歌いますからね.どの詞でも,その人が歌うといい詞になっていくしね.きっと,出ちゃいますね,その人の感じっていうのは. だから,どんなに考え込んで,考え込んで作ったモノって逆にあんまり良くないんじゃないですか,これ.いいや,良くないってことはないな,良くないってことはないんだけど,できるだけスピーディーにね詞なんかもできた方が.実はメロディーがいいと詞なんかもすぐ載りやすいのかなぁって最近思ってますね.ただ,先に詞が作って,それから曲を載せても,これはまた非常におもしろいモノができるんでしょうけどね.僕はまだそういった実験っていうのはやったことがないから,やってみたいですなあ,ええ. でもまあ,詞なんかはもういい加減ですよ.一時期,僕ね「詞はこうであらねばならぬ」,「ねばならぬ」が多いじゃないですか?どうですか男性諸君.僕はね「クーラーを入れるのはいいのか」とか,いちいち考えませんか?「この,この角度で」...例えが悪いな.変なこだわりみたいなモノがあって,「詞なんだから,詞として単体としておもしろくなければならぬ」みたいな時がありましてね.ちょっと僕は辟易というか変に堅苦しくなっちゃってね.まあ,あれはあれでいいんでしょうけども.真面目にやってますからね.ただ,まあいい加減にやろうって堅く考えてますからね,今.まあ,一緒なんでしょうけど,詞なんかわりといい加減なんですけどね. |
このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。 | |||