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96th WEEK
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「俺は、みっちゃんが好き」

試合後、公園に美智子を連れ出した賢也は、
自身の想いを美智子にぶつけた。
「テラスハウスが無くなっても、一緒にいたい」
そう感じる自分に気づいたという賢也は、
美智子に対し、互いの仕事を尊重し合える
良きパートナーになりたいと告白する。

「自分の夢を叶える為には、好きなこと全部
優先するわけにはいかない…」

経営者として周囲の人々の応援に応えるためにも
仕事に力を注ぎたいという美智子。
賢也からの告白を受け、
「賢ちゃんにも、水球を一番に頑張ってもらいたい。」
と告げる。そして、
「それを支えられる様な関係になれたらいいなって
思っている。」
美智子は、周囲の意見に惑うことなく、
自分を見てくれていた賢也の強さが好きであると伝え
「よろしくお願いします。」
と、賢也の想いを受け入れた。
2人はキスをして手を繋ぎ、テラスハウスへと帰っていった。

賢也と美智子が帰宅すると、ダイニングでは
哲也・聖南・大輝・遼子が2人の帰りを待ち構えていた。
試合での賢也の活躍ぶりを興奮気味に語る哲也や大輝。
遼子は試合に行けなかったことを残念がっていた。
賢也は応援に来てくれたことを感謝し、
メンバーに改めて優勝を報告した。そして…
「もうひとつ報告があります。」
「みっちゃんと、付き合うことになりました」と告げた。
2戦2勝の報告に、メンバーは拍手で祝福した。

部屋に戻った男子3人。
賢也の告白に興味津々の大輝は、その一部始終を聞き出す。

一方女子部屋でも、美智子が賢也からの告白について
聖南・遼子に語っていた。
美智子は、自分が聞きたかった仕事に対する思いや価値観を
賢也が先に言ってくれたことが告白を受け入れる
後押しになったと話した。
遼子もそれを応援した。

翌朝5時。
合宿に行く賢也を見送るため、一人早起きして待つ美智子。
付き合うことになった翌日にもかかわらず、
2人は離ればなれに…。
賢也は玄関で美智子を抱きしめ、合宿へと出かけて行った。

日暮里の居酒屋で待ち合わせをしていた哲也。
そこへ旧メンバーの大樹がやってきた。
大樹はテラスハウス後の哲也を気にかけていた。
「てっちゃんの中で一番キレイな卒業の仕方って何?」
その質問に、
「大きな仕事が決まって仕事が忙しくなって…
それが理想だった」と答えた哲也。

「(テラスハウスを)最後に出るのは菅谷かなと思う。」
テラスハウスのラストは、全員が出て行った後に
鍵を閉める哲也で終わる…理想を語る大樹に対し
「嫌だよ!寂しい!」と哲也は大声で反抗する。
しかし、仕事があるわけでもなく、テラスハウスで
彼女も出来なかった哲也に、大樹は
「責任持てば?最後まで」と告げる。
大樹の言葉に哲也は「鍵閉めるか…」とつぶやいた。

女子部屋にいた聖南の元へ、大輝がやってきた。
足の怪我が治ったことを報告しにきた大輝は
聖南を再びデートに誘う。
「行く?」と尋ねた大輝。
「行く」と聖南は答えた。

マネージャーに呼び出され、渋谷のカフェにやってきた哲也。
目の前に出されたのは、ただ真っ白な空欄が並ぶ
10月以降のスケジュールだった。
「需要がない、俳優として」
いい作品の舞台に出演したにもかかわらず、
演技力の無さから、仕事の声がかからなかった哲也。
「ここを乗り越えなかったらないと思う、来年は」
哲也はマネージャーから、きつい現状を突き付けられる。

その日の夜。体調を崩しリビングで横になっていた哲也。
そこへ賢也が合宿から帰って来る。
ダイニングで一息つく賢也に、哲也はマネージャーから
言われたことを打ち明ける。
賢也は水球の日本代表として、一度選考に落ちたら
二度と選ばれないという不安、そしてその不安や目標の為に
努力すべき事への考えを語り、哲也を励ました。

男子部屋で荷物を片付け始める3人。
賢也がテラスハウスとの別れを惜しむ中
大輝が突然、紙袋を取り出す。
それは、聖南にプレゼントするために用意したワインだった。
瓶には天使の絵と「I Love You」の文字。
大輝は次のデートで、聖南に告白すると決めていた。