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89th WEEK
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男子新メンバーの大輝によって、
男子部屋の3つのベッドが埋まり、
テラスハウスに6人のメンバーが揃った。

高校1年の時からウィンドサーフィンを始めたという大輝は
6年後の東京オリンピックを目指す傍ら
プロへの道も視野に入れ活動。
さらにはサーフィン、SUPと、
オールジャンルで活躍していきたいという意気込みを語る。

賢也から女の子の好きなタイプを聞かれた大輝は、
自分の知らない、新しい世界を見せてくれる
「年上がタイプ」と答えた。
それを聞いた哲也と賢也は、大輝がまだ会っていない
女子新メンバーの美智子の話をする。
大輝は期待に胸を膨らませた。

哲也・大輝・聖南の3人がスーパーに買い出しに出かけ
その夜、賢也を加えた4人で鍋を囲んだ。
改めて哲也に、好きな女性のタイプを聞かれた大輝は、
「年上の、綺麗な人」と答える。
それを聞いた聖南は、喜びを隠しきれない。
そこへ美智子が帰宅し、大輝と対面を果たした。
美智子が席に着くやいなや、矢継ぎ早に質問を
投げかける大輝。
年齢を訊ね、美智子が「今年で29」と答えると
その見た目の若さに驚く。
美智子と大輝の質問合戦が続く中、出張に行っていた
遼子が帰宅する。大輝と初めて挨拶を交わす遼子。
そんな遼子の帰宅に困惑の表情を浮かべる賢也…。
夕食後。
キッチンで楽しそうに片付けを行う哲也・大輝
聖南、そして遼子。
そんな遼子の姿を見るたびに、ついため息を
ついてしまう賢也。
翌日からの合宿を控え、賢也は自分の気持ちを
遼子に伝えようとしていた。

キッチンでの片付けを終えた遼子が席につくと
賢也は遼子に「2人で話せる?」と声をかけ、
プレイルームへと誘う。
何の事だか分からず、戸惑いながらも
賢也の後に続く遼子。
そんな遼子の姿を悲しそうな顔で見送る聖南…。

プレイルームで2人きりになった賢也と遼子。
賢也は、水球の大会で結果が出せず
“今は水球に集中したい”と、遼子との交際を
先延ばしにしていたこと。
しかし、水球に集中するうちに遼子への気持ちが
薄れていってしまったことを告白する。

「俺の気持ちが(遼子に)無くて、
遼ちゃんが(俺を)想ってくれてて…」
という状態が長く続くことを懸念したという賢也。

その発言を聞いた遼子は怒りを露わにして賢也に
言い返した。
「私も終わっていると思っていたし、改めて言われること
ではないんだけど。」
「すごいむかつくよね。
なんで私が一方的に想っていると思われているのか…」

今まで見たこともない、怒りに満ちた遼子の表情を
目の当たりにした賢也は、怖気づきながら
「俺が勘違いしてたのかな…」と謝り、部屋を出て行った。
そんな賢也を、遼子は怒りに満ちた目で見送った。

男子部屋に戻った賢也。
哲也と大輝に遼子とのやりとりを報告する。
既に賢也への感情など無く、賢也からの告白を
「むかつく」と言い放った遼子。
その様子を聞いた哲也は「女子、分かんねーな」と
呟く。

一方女子部屋では、怒りの収まらない遼子が
聖南と美智子を前に賢也とのやりとりについて
話していた。

「心外なんだよね。」
「(賢也のことを待っている)そんなやつだと
思ってるんじゃねーよ。」
「全部がイライラした。」

女としての「プライド」があるが故に
苛立ってしまう遼子の感情に共感する美智子と聖南。
しかし、これまでとは違う遼子の印象に
聖南はひどく驚いていた。

聖南、遼子、美智子が鎌倉のレストランで
女子だけの夕食を楽しんでいた。
3人は「年下の男」について盛り上がる。
賢也、大輝、哲也の中で、誰が好みか…?

その質問に、
「海が好きだから大輝。顔は賢也かも」と答えた美智子。
「この3人なら大輝」と答えた聖南。
「最近、哲也を推している」という遼子。
「私はもう(大輝と哲也の)2択だから!」と
賢也とのことを開き直って話す遼子だった。

女子会を終えた3人が帰宅すると、
合宿から帰った賢也がダイニングルームでくつろいでいた。
聖南は賢也に「わだかまりを無くして!」と
告げると遼子を残し、美智子と共に部屋に上がっていった。

ダイニングルームで2人向き合う賢也と遼子。
「わだかまり無いよね?」
「頑張っていらっしゃるんでしょ?」
明るく丁寧な口調で賢也に話かける遼子…。

2人の様子を見かねた聖南が女子部屋から
「握手しろ!」と声をかける。

遼子から差し出した手を賢也が握り、
握手を交わした2人。
そしてお互い「おやすみ」とだけ言い残し、
それぞれの部屋へと戻って行った。