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87th WEEK
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「こういう形で卒業するのが一番だよ。」

お笑いコンビ「地球」の存続が決まり、テラスハウスを出ることを
メンバーに告げた一平をフランキーは誰よりも祝福した。

テラスハウスにやってきた頃、
“make art, not friends”と思っていた
フランキー。しかし、そんな自分に対して
「俺はフランキーのことを友達だと思っている」
と言ってくれた一平に、フランキーは心から感謝していた。

半年間お世話になったバイト先へ、卒業の挨拶に
出かけた一平。ライブにも足を運んでくれた
オーナー小嶋から、温かい叱咤を受ける。

一平がテラスハウスを出る前夜。
聖南、遼子が先に部屋に戻る中、フランキーは
一平に付き合い、キッチンで最後の片付けを行う。

フランキーの彼氏・アンドリューとの問題を気にかける一平。
「フランキーの良さは、一緒に居た方が伝わる」
「(フランキーに弱いところがあるのも)知っている。
 そういうところがかわいいと思う」
そんな一平とのやりとりで、フランキーは
一平が自分のことを理解してくれていること、
出会えて素直になれたことなどを感謝した。

翌朝。
5時に出かける賢也に別れを告げ、
その後、メンバーに見送られながら
一平は半年間住んだテラスハウスを去って行った。

「じゃあもう終わり、なの?」
聖南、旧メンバーの里英、桃子の3人が渋谷のカフェに
集まり、聖南はこれまでの正人との経緯について話していた。
「大事な人」である正人と、いい関係でいたいからこそ
言った「友達でいてくれる?」という聖南の言葉。
それを素直に受け入れた正人に対し、
聖南は「もっと来いよ!」と正直不満を感じていた。

鎌倉のカフェで話をするフランキーと恋人のアンドリュー。
一平の卒業がきっかけで、様々なことを考えたという
フランキーは、自分自身の変化を語っていた。
仕事を優先し、恋人や友人との時間など様々なものを
犠牲にしてきたこれまでの日々。しかしテラスハウスでの
生活で、友人との約束を大切にした結果、仕事と友人、
両方を手に入れることが出来るようになっていた。
そんなフランキーの報告をアンドリューは温かく聞いていた。

そして…
「今が“いいタイミング”だって思うの」
と、フランキーはアンドリューに告げた。
「テラスハウスを卒業する時よ」

夜、ダイニングに集まった聖南、遼子、哲也、賢也を前に、
笑顔でテラスハウス卒業を告げたフランキー。
NYの個展や韓国のアートフェアなど、これから
忙しくなるという理由の他に、やはり卒業を考える
一番のきっかけは、自分を変えてくれた一平の卒業
だったことをメンバーに伝える。
自分を律し、様々な物を犠牲にしてアート活動をしてきたが、
果たしてそれが成功と言えるのだろうか…?
そう思える様になったのはテラスハウスの仲間のお陰であり、
一平の言葉であったことをフランキーは改めて感謝する。

翌朝。
朝早く仕事に出かける遼子とお別れが出来るように
ソファーで寝ていたフランキー。
遼子と別れた後、哲也、賢也、聖南にメンバーで
撮った写真を渡し、3ヶ月間住んだテラスハウスを去って行った。

夜、キッチンで片付けをする聖南、遼子、哲也。
そこへテラスハウスのチャイムが鳴った。
哲也が新たな女子メンバーを迎え入れた。