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86th WEEK
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コンビ解散の危機を迎えた「地球」の単独ライブ直前。
一平と相方・万平は事務所で繰り返しコントの練習を
行っていた。

スカイプで海外と連絡を取るフランキー。
お相手は、美術展を主催するキュレーターたちだった。
フランキーの作品を気に入った彼らはニューヨークでの
展示会を提案する。
準備しなくてはならない作品数や
ニューヨークでの滞在日数、展示会の期間などを
確認したフランキーは、スカイプを切ったあと、
「よし!」と満足気につぶやいた。

地球のライブを翌日に控えた夜、
メンバー全員がダイニングに集まっていた。
一平はこれまでライブ準備を手伝ってくれた
メンバーたちに感謝の気持ちを伝える。
フランキーから万平との関係について尋ねられた一平は
「今までで、今が一番仲が良いと思う。」と答えた。
ライブという目標があることで嫌なことがあっても、
お互いが認め合い、カバーし合ってきたという2人。
「夫婦みたいだね。」そんな聖南の感想にも
「マジでそうだね。」と照れながら答える一平。
一平の努力を知るメンバーたち全員が、翌日に控えた
単独ライブを楽しみにしていた。

6月12日。
会場は大勢の観客で満席だった。
一平は「地球」存続をかけた単独ライブを、やりきった。

楽屋で2人きりになった一平と万平。
「あれだけ来てもらってありがたかったな。」
「もっとネタが作りたいな。」
「楽しかったな。」
ライブ終了の安堵感に浸る2人。
しかし、一平は万平の気持ちが気になっていた。
解散を考える万平を引き留める形で行った今回の単独ライブ。
ライブの結果次第で、一平も解散を受け入れなくてはならない。
万平にとって、このライブは成功だったのか?
失敗だったのか…?

「俺はまだ続けていきたいと思う。」
ライブの準備をする中で、コンビとして足りなかった部分を
見つけることが出来たという一平は、自分の気持ちを
打ち明けた。

一平の気持ちを聞いた万平は、
「恥ずかしい話だけど…」と前置きをしたあと
「今日見つかった課題をオレは2人でつぶして
ネタを作っていかなきゃなと思った。」
と話した。そして…
「これからもよろしくお願いします。」
と一平に頭を下げた。

“地球滅亡の危機”は2人の努力によって免れた。

ライブが終わり、ダイニングルームに集まった
哲也・聖南・遼子・一平の4人。
一平は万平と話し合い、コンビを続ける結果に
なったことをメンバーに報告した。
以前と比べて、相方との時間が自然に作れるようになり
「この流れを大切にしたい。」
という一平。

「テラスハウスを出て、あいつと向き合いたい。」
テラスハウスでの半年間の生活やメンバーのお陰で
自分が変われたという一平は、テラスハウスを巣立つ
ことを宣言した。