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77th WEEK
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テラスハウスで行われていた聖南の誕生日パーティーに
旧メンバーの正人がやってきた。
手には聖南への花束と、プレゼント…。

正人の登場に終始怪訝そうな表情を見せる聖南は、
自分の好きな色の花束と、指輪をプレゼントされても
いまいち素直に喜べずにいた。
「何かあるから来たんでしょ?」
正人にくってかかる聖南…。メンバー達は気を使い
席を離れ、聖南と正人だけを残した。

酒の勢いを借りて、聖南は今まで胸にしまい込んでいた
様々な思いを正人にぶつけ始める。
指輪のプレゼントの意味を尋ねる聖南に対し、
「軽い気持ちでプレゼントしていない」と答える正人。
しかし、色々な噂を耳にしていた聖南は、
苛立った様子で正人の女関係を指摘する。そして、
「あんたにとって聖南って何?」と問いただす。
そんな聖南を前に、正人は中途半端な気持ちではなく
真剣な思いがあることを伝えた。
「巷の女と一緒にすんな」
そう正人に強く言い放った聖南だったが、
テラスハウスを出ていく正人の背中を寂しそうに
見つめるのだった。

フランキーは服飾専門学校での、英会話授業の為の打ち合わせへ。
遼子は4月の人事異動で制作チームへの配属が決まった。
以前から希望していた、新人アーティストのプロモート戦略などに
関わる部署だった。入社2年目にしての大抜擢に、
社内でも期待がかかっていた。

朝8時。出勤のため準備をしていた遼子。
目が覚めてしまったという賢也に見送られ会社へと向かう。

バイト先である鎌倉LOCO MART&GARDENで働く一平。
ガーデニングの仕事に向いていると褒められた一平は、
思わず本業である芸人への不安を吐き出し
小嶋オーナーに励まされる。すると一平は
「決めたところまで行きたい」と芸人への覚悟を口にする。

夜、ダイニングで聖南、遼子、賢也がくつろいでいた。
翌日から都内での合宿の為、テラスハウスを空けるという
賢也。そのことを知っていた遼子は、賢也の合宿のために
枕用のアロマスプレーを用意していた。
いつも誰かにプレゼントをしても「要らなかったら
捨ててください」と言ってしまうという遼子。
それを聞いた賢也は、「使い切っても捨てない」と
遼子のプレゼントに感謝した。

賢也が合宿に出かけたその日の夜、ダイニングに集まった
聖南と一平、哲也。
一平が言いづらそうに、テーブルの上の物を指差すと、
そこには遼子が賢也にプレゼントしたアロマスプレーが。
すっかり忘れて合宿に行ってしまった賢也…。
ショックを受ける聖南。一平は遼子に知られない様に
すぐさまそれを隠した。
ちょうどそこへ、何も知らない遼子が仕事から帰って来る。
最近職場の人から、「にやにやしている」とひやかされるという遼子。
賢也のいないテラスハウスを寂しく思っていた。