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2013年度 社会貢献トピックス

FNSチャリティキャンペーン今年度の支援国は「ネパール連邦民主共和国」

[2013年10月11日更新分]

2013年度で40周年を迎えたFNSチャリティキャンペーン
今年度の支援国はアジアの「ネパール連邦民主共和国」です。
ネパールは世界でもっとも貧しい国のひとつで、「世界子供白書2012」によりますと、1日1.25ドル以下で暮らす人の割合が55%と、国民の半数以上に上っています。これは世界子供白書2012の経済指標のリストに載っているアジアの国(データの不明な国を除く)では、最も高い割合となっています。
また、ユニセフ・ネパール事務所によると、5歳から17歳までの子どものうち40%(314万人)が働いており、児童労働が大きな問題となっています。この中には、長時間労働を強いられ、学校に行けず、十分な食べ物も与えられず、医療も受けられないなど、虐待を受けている子どもも多くいます。

詳しくはFNSチャリティへ

ネパールを現地取材した森本さやかアナウンサーの報告より
全文はこちら

児童労働

【チトワン】
首都カトマンズからは車で約4時間、世界遺産にも登録されている地方都市チトワン。街の中心地から住宅地を抜け、車で10分ほど進むと、もくもくと黒い煙を空に送り出す煙突と赤茶色の世界・・・そこは大きなレンガ工場。

乾期に仕事を求めて
労働者が集まるレンガ工場
レンガ工場で働く子どもたち レンガ工場で働く10歳スワランと
森本アナウンサー

取材した家族は、両親、兄妹の4人家族で農業を営んでいるが、乾期の半年間だけは家族総出で出稼ぎに来る。工場の敷地内にレンガで簡易的な小屋を建て、そこで寝泊まりしながら、ひたすらレンガを作る毎日... 10歳のスラワンの母は、「学校に通えていない状況はもちろん良くないとわかっている。ただ学校の費用の問題、それとスラワンの労働力を頼りにしないと生活が苦しい」と目にいっぱい涙を浮かべた。

【ポカラ】
カトマンズから西に約200キロ、アンナプルナ連峰も見渡せるリゾート地ポカラ。ここに乾期の間だけ干上がり採石場と化す広大な河川敷がある。

ポカラの採石場 7歳のアサと森本アナウンサー

取材で出会った3人の兄妹はそれぞれ別々の家に預けられ、大人とともに石や砂の選別作業を行っていた。食堂のオーナーに引き取られ、石の選別だけでなく大量の食器洗いや洗濯、水汲み、そして家畜の豚の世話など、1日10時間ほど働く7歳のアサ。ネパールでは10歳を過ぎても自分の名前すら書けない子どもが大勢存在する。

人身売買

ネパールが抱えるもうひとつの悲しい現実、それは人身売買。
NGOが設立したマイティネパール、日本語で「女性の実家」という名前のこの場所では、売春宿から保護された女性たち共同生活を送る。

人身売買が行われているという
山奥のヌワコット郡
NGOマイティネパールで暮らす
五百人の中には10代の子も多い
就労支援でミシンを習う女性たち


突然車に乗せられインドの売春宿に
連れていかれたプルサニ17歳
人身売買を招く大きな要因のひとつは貧困。貧困からひと時逃れるために、家族、親族など身近な人物が人身売買に関わっているケース。また学校で教育を受けられない少女たちは、人身売買の危険に対して情報や知識がなく無知であるということ。 この貧困と無知によって、今この瞬間も人身売買の被害に遭っている少女たちがたくさんいる。


森本さやかアナウンサーの詳しい報告はこちら

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日本の取材が来るとカメラが珍しいのか子どもたちが集まってくる 定番の食事:カレーと豆のスープ
川で小さな魚をとって遊ぶのが
子どもたちの楽しみ
帽子をかぶせてくれた
気さくなおばあちゃん
今回の取材に関わったスタッフ

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