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TOP2008年度 番組トピックス『仰天映像88連発 驚異の水世界 ~“水”検定2008』
2008年度 番組活動トピックス

『仰天映像88連発 驚異の水世界 ~“水”検定2008』

[2008年9月22日更新分]

『仰天映像88連発 驚異の水世界 ~“水”検定2008』企画 成河広明スペシャルコラム

(2008年8月5日(火)午後7時~8時54分放送  ※一部地域を除く)

「身近な題材で地球環境の大切さを、バラエティ番組を通じて伝えられないだろうか」
これが、この番組を企画した狙いです。


環境問題を扱う番組はとかく固いイメージがもたれます。そんなイメージが先行し、視聴者の皆さんから敬遠されてしまっては、環境をテーマに番組を制作する意味がそもそも薄れてしまいます。一見すると非常に難しいとみられる事象を出来るだけ平易に読み解き、視聴者の皆さんと一緒に考えられるように映像化することがこの番組作りには必要だと考えました。





今回私たちは世界から選りすぐりの88個の仰天映像とそれらにまつわる“検定方式”のクイズ、スタジオでの実験ショーの3本柱の構成を採用しました。これは、番組の放送が平日の19時、20時台ということもあり、幅広い視聴者層が予想されたこと。また、番組の途中から視聴される方が多い時間特性あったこと、を勘案した結果です。

そして、一番重要となる番組のメインテーマには「水」を選びました。
これは「水」が私たちにとって、最も身近で、最も不可欠な自然環境だからです。また8月1日は国が定める「水の日」であり、その日から一週間が「水の週間」とされており、夏休み真っ只中に親子で考えることの出来るテーマでもあるからです。そんな事から、水に関する仰天映像を番組の柱に立て、出来るだけ多くの方々が理屈抜きに環境問題を考える“きっかけ”としてもらえるような番組作りを目指しました。

具体的には、まず世界中からさまざまな“水にまつわる映像”を集めました。 (その数は100を優に超えました…) 次に、「水の大切さ」、「水の性質」、「水の威力」など、水の多様な姿を特徴的に表現していることをポイントとして、集めた映像を88個に選りすぐりました。




そして、選ばれた映像を、
「人類と水の関わり」  「水と動物たちの関わり」 
「雄大な自然」 「水の科学」 「水の技術」  「水の実験」 
「世界の節水」  「水を守るプロジェクト」
などのカテゴリーに分類しました。

そして、これらの映像を短いテンポで放送し、その間にクイズコーナーやスタジオでの実験ショーを入れました。

幅広い年齢層の視聴者の方や途中からご覧になった方にも充分楽しんで頂けるようになったと思います。結果的に、お茶の間との距離感がかなり縮まり、多くの皆さんに楽しみ、そして考えていただけるような番組を御提供できたのではないでしょうか。



また、この番組は私たち制作スタッフにとっても有意義なものでした。普段からあまりに身近な存在のため、水を意識して生活することはほとんどありません。

今回、さまざまな映像を集め、水について調べるうち、水の持つ「資源としての重要性」、「自然現象としての驚異」、「産業を支えるパワー」などを改めて知ることが出来ました。この経験を今後の番組制作へ少しでも生かしていくべく頑張りたいと思います。

文:成河 広明(フジテレビ 編成部)

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