＜元妻・元夫にときめく＞
大人の恋が面倒なのは、過去の失敗や体裁を考えて、ときめいた瞬間に考えなしに走り出せないから。
椿原店での一件で、トラブルを二人で乗り越えた高揚からか、相手を今まで以上に意識し始める二郎（綾部祐二）と咲（白石美帆）。居酒屋で二人きりになった時、お互いわざわざ相手の妻や夫の話題を出したのは、気持ちが昔に戻って走り出してしまわないよう、ブレーキを踏もうとしたからだった。
“大人”な二人は、感じてしまったときめきは事実と受け止めた上で、自分の気持ちに冷静であろうと努め始める。それぞれが、ときめき＝幸せではない！と、立ち止まる理由を並べるが、職場では毎日顔を合わせ、面白がる周囲からは焚きつけられ、イヤでも相手のことを考えてしまうことになり…。