＜ここはどこ？私は誰？＞
交わらないはずの表と裏が重なるメビウスの輪に感じる明るさは、きっと正直な気持ち。
二郎（綾部祐二）はめぐみ（秋元才加）と離婚したことを、咲（白石美帆）に伝える。咲は、再婚をしていないことを二郎に伝える。これで二人とも相手がいない、ひとりとひとりになった。
周囲から復縁の可能性を期待され、否定する二郎と咲だが、今まで以上に相手を意識してしまっていた。志穂（佐藤藍子）は、咲の話を聞いて、二郎は「別れても好きな人」ならぬ「別れたら好きな人」なんじゃないかと話す。二郎との人生はもう交わらないと決めつけて話す咲に、志穂は決めつけない方がいいと、箸袋で、表と裏がなくなって繋がるメビウスの輪を作ってみせる。二人の思う幸せが繋がることがあるのだろうかと考える咲。
そして、仕事の祝杯をあげた晩、二人はついに…。