梢（沢井美優）が妊娠していることが分かる。潮（内博貴）は父・薦田（神保悟志）の子だと直感するが、顔色も変えずに淡々とした態度を取る。薦田は内心大いに焦り、潮たちに夫婦の営みがないことを知る範子（山下容莉枝）は、お腹の子の父親は誰かといぶかしがる。
兄・瑞彦（松田賢二）の病院に現れた梢は、妊娠しているかどうか確かめてもらう。まもなく安定期に入ることが分かると、斎（床嶋佳子）に見せつけるかのようにハイテンションで喜び、幸せな妻を演じる。潮から梢を抱いていないと聞かされていた斎の心は乱れるばかりだった。
薦田は潮を呼び出し、梢のお腹の子の父親になってくれるよう頼む。たとえ不義の子であっても、薦田の頭の中に堕胎という選択はなかったのだ。その頃、梢の妊娠が受け入れられない範子は、多鶴子（山口いづみ）を訪ねていた。