潮（内博貴）と結婚してから２年の間、一度も夫に抱かれていない梢（沢井美優）が我慢の限界に達する。「目を覚ますのを待っていた」と梢が涙ながらに訴えても潮は顔色一つ変えず、禁欲の戒律を守って暮らす僧侶と一緒にいると思ってほしい、と告げる。斎（床嶋佳子）との愛だけを大切にする潮への怒りを爆発させた梢は、薦田家を崩壊させ、潮に地獄の苦しみを与えると叫ぶ。
潮の暮らしぶりを知る由もない斎に、ついにエンバーミングの依頼が来る。心を込め、遺体に防腐処理を施す斎だが…。
潮が美波（中原果南）の店で一人、飲んでいると露出の多い服に身を包んだ梢が見知らぬ男とやって来る。潮に見せつけるように男に甘える梢に、その場に居合わせた朔子（川上麻衣子）や彩子（北原佐和子）、弥生（小原正子）も言葉を無くすが…。