斎（床嶋佳子）は、邦英（石田純一）の口利きで、病院に出入りしている葬儀屋「コモタ・セレモニー」に雇ってもらう。斎が院長の娘ということもあり、「コモタ・セレモニー」の社長の薦田（神保悟志）や彼の妻で専務の範子（山下容莉枝）も快く迎える。
その矢先、徳美（毬谷友子）から斎に電話が入る。徳美は志田（高田翔）と同居を始めたことを告げるが、二人がいつの間にかそれほど親しくなっていたことに斎は驚く。徳美は娘の気持ちなどおかまいなしに、亡くなった友也（亜蓮）が帰ってきたようだ、とはしゃいだ声を出す。
葬儀の司会に興味を抱いた斎は、薦田の計らいにより司会専門という形で働くことが決まる。しかし当面は、葬儀の仕事を覚えるためさまざまな業務を手伝うことに。遺体を目の当たりにして精神的に疲れた斎はなぜか志田に会いたくなり、彼が暮らす徳美の家に向かってしまう。