鈴子の恋ミヤコ蝶々女の一代記
神戸に帰った鈴子(美山加恋)は、筑豊で一座を助けてくれたエンタツ(青野敏行)のもとへ挨拶に行く。そこにいたのは大阪の興行界を繁栄させていた吉本興業の経営者・せい(かとうかず子)。あなたが大きくなる頃には放送の時代に…、せいからそう告げられた鈴子。そこへ鈴子が慕う人気漫才師のミス・ワカナ(三倉佳奈)が飛び込んでくる。相方の恋人のことで師匠に破門され、エンタツを頼りに来たワカナ。しかしエンタツに面倒見切れないと断られ、日向鈴子一座に加わることに。そんな中、英次郎(片岡鶴太郎)は客席にいるある中年女性の姿に驚き、迷惑だからと彼女を追い出す。こそこそと戻って来た英次郎の様子を不審に思う鈴子。そんな英次郎に、さき(浅野ゆう子)は…。