第3回 2016年1月23日(土)放送 あらすじ

甦った記憶

執筆に行き詰まり、追い込まれた橋本ジュン(桐山漣)は、担当編集者の館山(阪田マサノブ)に執筆断念を告げる。さらに優しく励ましてくれた幼なじみ(加藤シゲアキ)にも冷たい言葉を放って家から追い出してしまった。自己嫌悪に陥ったジュンは、幼なじみに謝るため連絡先を調べようと中学校の卒業アルバムを引っ張り出す。その際、共にしまい込んでいた当時の文芸誌が出てきた。そこには、新人賞受賞作品として“工藤先輩”の短編小説『妄想ライン』が掲載されていた。

16年前―――、漁師町である那珂湊で生まれ育った中学2年生の橋本純(小林亮太)と幼なじみで親友の村田啓介(市川理矩)は、町で厄介者と評判の漁師の根津爺(竜雷太)の家に入り浸っていた。

この日も2人は、根津爺がわざわざ街に行って買ってきてくれた、1つ年上の先輩・工藤誠也(小松直樹)の小説が掲載された発売したての文芸誌を読むために根津爺の家にやってきた。順番に読み、絶賛する啓介に対し、純はどこか否定的な感想を述べる。その後、食事をしながら架空の物語をよどみなく話す純に、啓介は小説を書けばいいと勧める。
工藤先輩の卒業式の日。船着き場で工藤の姿を見かけた2人は、こっそりと後をつけるが、そこで…!

キャスト

スタッフ

【原作】
加藤シゲアキ
「傘をもたない蟻たちは」(KADOKAWA刊)

【脚本】
小川真

【編成企画】
羽鳥健一

【プロデュース】
江森浩子

【演出】
河野圭太

【制作】
フジテレビ
共同テレビ

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