偽りの花園
悪夢の告白
とき子と婚約中の顕彦が、ひかるを引きとりたい、と美禰子に言ってくる。美禰子はそのことをひかるに伝え、ひかるの気持ちに任せる。ひかるは顕彦に、「お父さんのほうには行けません」と告げる。その理由を尋ねる顕彦に、ひかるは戦争中に目撃した事実を告白する。衝撃を受けた顕彦は、美禰子の傍から離れてはいけない、と泣きじゃくるひかるを抱きしめる。顕彦はとき子に突然、結婚できないことをきりだす。はっきりとした理由を言わない顕彦に、とき子は取り乱す。シベリアに抑留されていた直雄が7年ぶりに新橋へ帰ってくる。