偽りの花園
伯爵家の激震
美禰子は顕彦に頼まれて、左翼活動メンバーに手紙を届ける。それを知った権蔵は激怒。自分の顔を潰した美禰子に乱暴しようとする。直雄と早瀬川家の運転手・中田が美禰子を助けるが、権蔵が口走った「伯爵家のニセモノ」という言葉に、中田は疑問を持つ。それからまもなく、美禰子がホテルの顕彦を訪ねていると、突然、権蔵の部下が踏み込んできて、顕彦を連行していく。美禰子は権蔵に顕彦を拷問しないよう懇願するが、自分の部下をテロで殺されている権蔵は、復讐心に燃える。顕彦が赤色爆弾テロの一味だという記事が、新聞にセンセーショナルに掲載される。