偽りの花園
転地療法の罠
寛治郎との夫婦生活の苦痛から、美禰子が体調を崩す。そんな美禰子に、栄子が軽井沢の別荘での転地療養を勧める。まもなく、美禰子は栄子に連れられて軽井沢へ行く。別荘へ着いた美禰子は、栄子から思いもよらないことを命じられる。自分が妊娠した寛治郎の子を、美禰子が出産したようにカムフラージュしてほしいと。数日後、茜が別荘へ様子を見にくる。栄子は美禰子の妊娠を報告。美禰子は家へ帰りたいと茜に訴えるが、栄子に妨害される。帰京した茜は熙道や顕彦に美禰子の妊娠を告げる。手放しで喜ぶ熙道。一方、顕彦は出産まで軽井沢にいるという美禰子に寂しさを募らせる。