偽りの花園
禁断の果実
早瀬川家で、美禰子と顕彦が再会する。腹違いの妹を愛してしまったと思い込んだ顕彦は、衝撃を受ける。美禰子は顕彦や茜を騙していることに耐えられず、一日だけ里帰りする。丹に苦しい胸のうちを告白するが、最後まで美琶子になりきるよう叱られる。その日、美禰子が思い出の喫茶店へ行くと、顕彦も偶然来る。美禰子は早瀬川家へ来る前に自殺を図ったことを語り、これからも兄妹として会ってほしい、と訴える。栄子が寛治郎の子を妊娠。動揺する寛治郎に、生まれてくる子は、寛治郎と美禰子の子どもにする、と何やら企む栄子。美禰子は寛治郎との夫婦生活が耐えられなくなる。