偽りの花園
止まらない涙
美禰子に家督を継がせる件に関して、熙道が直々に丹に返事を聞きにくる。丹は承諾。美禰子は愕然として、言葉も出ない。一方、熙道の娘、栄子と瑠璃子は美禰子のことで憤慨していた。美禰子の婿養子候補は、栄子が離婚した男爵家の三男だった。美禰子は矢作家に帰り、窮状を訴える。が、斎造らにもなす術がない。追いつめられた美禰子は、拘置所の顕彦に面会。助けを求める。すると、顕彦は、美禰子とのことは遊びで、自分のことは忘れるよう自虐的に語る。絶望した美禰子は顕彦からもらったロケットの中の青酸カリを口に入れる。