偽りの花園
替玉のお姫様
美禰子を実の娘と思い込んでいる熙道が、美禰子に家督を継がせたいと言ってくる。丹は美禰子に熙道の屋敷へ行くよう言い聞かせるが、美琶子に成りすますことなどできない美禰子は、激しく拒絶する。石母田が拷問の末、取り調べ中に亡くなる。顕彦らは抗議集会を開く相談をするが、そこへ、権蔵が踏み込んできて、顕彦は再び逮捕される。権蔵の取り調べは厳しく、顕彦は徹底的に痛めつけられる。その頃、美禰子は顕彦の行方を捜していた。顕彦の活動仲間のいずみから、美禰子は初めて、顕彦が左翼運動に関わっていることを知らされる。