翌日仕方なく女子サッカー部のコーチに出かけた恭介は、グラウンドの石拾いを命ずる。渋々従っていた部員たちだったが日が経つにつれ減って行き、ついには美紀一人となってしまう。それでも黙々と作業を続ける美紀の姿に恭介も打たれる。ある日石を全て拾い終わった時、キレイになったグラウンドを見た美紀に大事なことを教わったと感謝され、恭介の中で何かが変わった。
　徹夜でローラーがけをする恭介。見違えるようにキレイになったグラウンドに女子部員たちは大感激。だが、美紀だけは恭介の中にくすぶっているサッカーへの思いに気づき、強い口調でサッカーに戻るよう説得する。揺れ動く気持ちを整理できずに夜の街を歩く恭介。その前に街の不良たちが立ちふさがる。心のモヤモヤを喧嘩に叩きつけようとしたその時、サッカー部マネージャー森が身を挺して立ちはだかる。「叶くんサッカーをやりましょう」二人ともボコボコにされるが不思議と爽やかな気持ちだった。