ハングリーハート
第3話 絶対…負けねーっ!
一夜明けて、城陽茜ヶ丘のグラウンドに乗り込んだ恭介。ところがそのグラウンドでは、新入生のロドリゴと境J公司が先輩たちともみ合っていた。外国からのサッカー特待生の二人は、自分たちの方が先輩たちより上手いのだからレギュラーにさせろと言うのだ。「サッカーの試合で白黒つけりゃいいじゃねえか」不敵に言い放つ恭介の一言で1年生vs2・3年生のレギュラーの座を賭けた闘いが火蓋を切った。恭介のパワー、ロドリゴの華麗なテクニック、境のスーパーセーブでレギュラー組もタジタジの立ち上がりだったが、恭介のスタミナ切れ、ロドリゴを封じ込める先輩DFの圧倒的なパワー、緊張感の切れてしまった境となってしまえば、大量点差で上級生の勝ちとなった。罰ゲームのグラウンド100周を始めた一年生たちだったがバタバタと倒れ、恭介、ロドリゴ、境の3人だけが走り続ける事となる。意地をぶつけ合い、遂に100周走りきった3人を見て、監督の村上は城陽茜ヶ丘サッカー部に明るい未来を予感したのだった。