不信のとき~ウーマン・ウォーズ~

第1回 2006年7月6日(木)放送 あらすじ

不妊症…情事を覗き見しませんか

 浅井道子31歳(米倉涼子)は都内の一軒家に住む主婦。大手広告代理店で働く夫の義雄41歳(石黒賢)とは結婚して8年になる。3年前、義雄の浮気が発覚。道子は愛人・大澤千鶴子(高岡早紀)から呼び出され、義雄は妻を女として見られないと言っていると告げられる。それ以来、道子は義雄の気持ちを引き付けようと、お洒落にも気を使うようになり、毎晩手料理を作っては、甲斐甲斐しく尽くしていた。
 そんな2人の家の向かいに、沖中和子38歳(杉田かおる)が引っ越してきた。妹夫婦が関西に行ってしまい、その間の留守を預かることになったのだという。一人暮らしだから、親しくしてほしいという彼女は、道子のことを何やら興味深げに見つめる。
 ある日、義雄は取引先の中小企業の社長、小柳新吾50歳(石田純一)と小料理屋で食事した後、銀座の高級クラブへ連れていかれる。雇われママの野上マチ子34歳(松下由樹)は、最近来店するようになった義雄のことが気になっていた。やがて、小柳は用事があると言って店を出ようとし、義雄も席を立つが、マチ子から引き止められる。面倒な客がいるから、まだしばらくいてほしいというのだ。マチ子は3年前に付き合っていた男から、お腹の子を堕ろすよう告げられて振られたという傷を背負っている。
 小柳が向かった先は繁華街でギターを弾きながら歌う伊藤マユミ18歳(福田沙紀)のもとだった。彼は妻も成人した子供もいながら、この若い愛人に入れ込んでいるのだ。
 店を終えたマチ子は、義雄と一緒にタクシーで帰宅。マチ子が一人で暮らすマンションは、義雄の家と一駅違いだった。その車内でマチ子が義雄のスーツに缶コーヒーをこぼしてしまう。すぐにきれいにした方がいいと言うマチ子は、義雄を自分の部屋に招いた。そして、マチ子から誘われた義雄は、彼女をそのままベッドに押し倒した…。
 一方道子は、有名な書道家の娘であり師範の免状も持っているという経歴の持ち主で、かつて父の弟子であり現在は有名人気書道家となっている近藤慶26歳(小泉孝太郎)の書道展を訪れ、再会を果たしていた……。

キャスト

浅井道子(31) … 米倉涼子
野上マチ子(34) … 松下由樹
       ○
沖中和子(38) … 杉田かおる
小柳新吾(50) … 石田純一
近藤 慶(26) … 小泉孝太郎
       ○
伊藤マユミ(18) … 福田沙紀
野上俊也(21) … 和田正人
大澤千鶴子(33) … 高岡早紀
       ○
浅井朋子(61) … 江波杏子
浅井義雄(41) … 石黒 賢

ほか

スタッフ

■原作
 有吉佐和子
 『不信のとき』(新潮社刊)

■プロデュース・脚本
 栗原美和子

■演出・プロデュース
 林 徹

■音楽
 石田勝範

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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