今夜!藤井四段をテレビカメラは追っていた―無名から天才に至る3年間を放送
地元局が収めたアマチュア時代の映像も
無名の少年が、天才と称されるまで
昨年、史上最年少でプロになった将棋の藤井聡太四段を3年にわたり追いかけた番組『藤井聡太 14 才』が、23日(金)19時より放送されます。
藤井四段は、21日の澤田真吾六段との対局で勝利したことにより連勝記録を「28」に伸ばし、歴代トップタイに並びました。
3年間追い続けてきた地元テレビ局
今や、“天才”と称される藤井四段ですが、その無名時代の3年前から追い続けてきたのが東海テレビの取材班。
「将棋教室に“すごい少年がいる”という情報をつかみ、2014年7月にカメラが入ることになりました」と語るのは、この番組の取材編集を担当した奥田 繁さんです。
「師匠の杉本昌隆七段と藤井君が“感想戦”を検討していましたが、バリバリのプロである師匠に藤井君が、“ここはこうですよ”とアドバイスし ている様子を目の当たりにした時はビックリしました」と、当時を振り返ります。
プロデューサーの伏原健之さんも「私たちは夕方のニュース番組の中で、プロ入り前からずっと、彼の成長ぶりを何度も放送し続けてきました。私たちにとって“瀬戸市(=愛知県瀬戸市。藤井四段の出身地)の聡太くん”が、あっという間に“天才”と絶賛されるプロ棋士へと、想像をはるかに上回る速さで、快進撃したことは驚きであり、誇りでもあります。私たち地元のテレビ局の仕事は“ふるさとの偉人”を世の中に伝える ことだと思っています。今、日本中から注目を集める 14 歳の成長の記録を、愛情を持って伝えたい」と熱がこもります。
ビデオテープ約100本を一つの番組に
番組では、日本中が注目する“世紀の一局”の模様を伝えるとともに、3年にわたり、ビデオテープ約100本に収録した貴重な映像の数々を一本にまとめ、14歳の天才の軌跡を描きます。
ナレーターは、アマチュア四段の腕前を持つ萩本欽一さんが務めます。
番組情報
『藤井聡太 14才』
<放送>
6月23日(金) 19時〜19時57分
<ナレーター>
萩本欽一(アマチュア四段)
<スタッフ>
プロデューサー:伏原健之(東海テレビ)
ディレクター:横井良安(東海テレビ)
取材編集:奥田 繁(エキスプレス)
制作:東海テレビ