2017.06.20更新
左から チェ・ウニョンプロデューサーと湯浅政明監督
フランスで開催された「アヌシー・アニメーション国際映画祭2017」(6月12日~17日)において、湯浅政明監督の長編アニメーション最新作「夜明け告げるルーのうた」が長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞しました。
日本の作品がグランプリを獲得するのは、高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」(1995年)以来22年ぶりの快挙となります。
アヌシー・アニメーション国際映画祭は、ザグレブ、オワタ、広島と並ぶ世界4大アニメーション映画祭の一つで、カンヌ映画祭からアニメ部門が独立して1960年に設立されました。
これまでも日本作品は数多くノミネートされており、湯浅監督も当映画祭には3度めの参加となります。初の長編部門でのノミネートを経て、今回の受賞となりました。
湯浅監督は、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した「マインド・ゲーム」(2004年)で長編監督デビューし、星野源さんが主人公の声優を務めたことでも話題となった「夜は短し歩けよ乙女」など、その圧倒的な独創性で国内外のファンを魅了しています。
「夜明け告げるルーのうた」は、寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)を舞台に、心を閉ざした中学生の少年・カイ(下田翔大さん)が、人魚の少女・ルー(谷花音さん)との出会いと触れ合いを通して「本当の気持ちを伝えることの大切さ」を知る、青春感動ストーリー。5月19日より全国映画館にて公開中です(劇場情報はオフィシャルサイトでご確認下さい)。
湯浅監督は受賞にあたり、直筆で以下のようにコメントを寄せてくれました。
「スタッフキャストの皆様おめでとう!! 応援してくださった方々もありがとうございます。良かった!!」
湯浅監督の直筆メッセージ
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