オンエア
テキサス州でいくつかの事業を行っていた実業家ゴードン・ハートマン。 娘のモーガンには発達障害があった。 彼女の場合、言葉によるコミュニケーションが難しく、体を思うように動かすこともできなかった。 そのため、外出することもほとんどなく…見かねたゴードンが外に連れ出しても、他の子供達の輪にうまく入ることはできなかった。
この出来事をきっかけにゴードンは、娘が周りを気にせず、気兼ねなく楽しむことができる場所はないかと探し始めた。
すると、その過程で…障害者は危ないという理由で遊び方を制限されたり、車椅子が必要な子は階段や段差のために移動ができなかったり…障害のある子供たちが、思い通りに 思いっきり遊べる場所がほとんどないことに気づいたのだ。
するとゴードンは、あることを決意する!
2005年、ゴードンは所有していた複数の住宅建設会社を売却。
障害者支援の非営利団体を立ち上げると、さまざまな専門家のもとを尋ねた。
医師、車椅子メーカー、介護士、そして 建築家があるものを提示。
ゴードンはこれができたら夢のようだと思った。
障害のある子どもたちが遊ぶ場所がないという現実…こんなとき あなたならどうする?
構想から5年。
ついにゴードンが夢見ていたあるものが完成した。
その実際の映像がある。それがこちら。
東京ドーム2個分の敷地に、総工費およそ56億円をかけたテーマパーク、その名も『モーガンズ・ワンダーランド』!
ここは、障害のある人もない人も一緒になって楽しむことを目的として作られた、世界初のテーマパークだ。
車椅子に乗ったまま全てのアトラクションが楽しめる。
園内の施設の一部では、体温調節などに問題を抱える子供たちのために、温水を使用。
また、水の中でも楽しめるよう、電気ではなく、圧縮空気で動く特別な車椅子も用意。
パーク内には医師やセラピストが常駐。
特別なサポートを必要とする子供たちも安心して思いっきり遊ぶことができるのだ
そんなモーガンズ・ワンダーランドには開園以来、世界120カ国から400万人以上の人が訪れた。
入場料は一般で4700円、障害がある人は無料だ。
2021年には、障害者でも楽しめるスポーツ施設を建設。
ゴードンは、いろんな人がどんなことにも挑戦できる環境を整え続けている。
ゴードン「よく『娘さんのために作ったのですか?』と聞かれますが、ここは みんなのために作った遊園地です。障害のある子供たちが、そうでない子供たちと一緒になって遊べる場所。私が最も望んでいた場所です」
父が作った夢のような場所で モーガンも、この笑顔! 娘を思う父の優しさは、来る人全てを笑顔にする世界でひとつだけの場所となった。