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なぜそこに!?『謎の三角地帯』

もう一つ、とっておきのミステリーファイルをご紹介しましょう。
神奈川県横浜市瀬谷区。 ごく普通の閑静な住宅街に、不可解なエリアがあるという。

情報を元にスタッフが現地を探索すると…三叉路のど真ん中に…不自然に確保された三角形の緑地が!
周りはポールで保護されており、異様な存在感を放っている。

草むらの中を覗いてみると…古びた石で出来たものが。
なぜ、三叉路のど真ん中に、このようなものが置かれているのか?

この真相を探るべく、この地区の自治会長に話を伺うと…
スタッフ「この三角地帯は何なんですか?」
青木「これは、家畜のお墓ということを、長老の方から以前聞いたことがあります」
三叉路のど真ん中に、なぜ家畜の墓が?

自治会長も、詳細は分からないとの事だが…代々、この瀬谷地区に住んでいる相原さんを紹介してくれた。
すると、真相を暴くカギが! それは…この地区の古地図。 なんと描かれたのは江戸時代後期、170年以上前のものだという。

そこには…すでに、道は三叉路、しかも、三角地帯の墓も記されている!
しかし相原さんも、なぜこの場所に家畜の墓が建てられたのかは、聞いたことがないという。

そこで、日本の民俗学、動物の供養に詳しい専門家に話を伺った。
三津山先生「関東などの一部地域では(昔から)牛・馬・犬などの動物を、辻・三叉路といった道が交わる場所で供養する事例が見られます」
昔から、道が交わる場所、すなわち『辻』は、現実と黄泉の世界を分ける、特別な境界と考えられていた。

また、牛や馬は、人や荷物を運び、交通を支える大切な存在だった。 そんな動物たちが亡くなってしまった時、人が行き交うため、多くの人に供養してもらえる。 さらに、道中安全の祈りという意味も込めて、辻に埋葬するようになったと言われているのだという。

そして、こうした動物たちの墓は、関東のいくつかの場所に今なお、当時のまま残されているのだ。
つまり、この瀬谷地区にある墓も、建てた後に、たまたま三叉路になったのではなく…家畜を供養するという意味をもって選ばれた土地だったと考えられる。
三叉路のど真ん中にある、ナゾの三角地帯。 それは、家畜を思いやる心が繋いだ歴史スポットだった。