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ないのにある!?あるのにない!?『幻の駅』

徳島県にまるで都市伝説かのような駅があるという。
徳島市にある徳島駅と、海部郡にある阿波海南駅を結ぶJR牟岐線。 停車駅は、28駅。 沿線人口の減少もあり、利用者は決して多くないローカル線だ。
そんな牟岐線に、その『幻の駅』があるという。

スタッフは真相を探るべく、牟岐線に乗車!
始発の徳島駅を出発。 16分ほどで、5番目『中田駅』に到着。
ここまで、特に変わった様子はない。

そして、その後も異変はなく…出発から1時間半ほどで、18番目『由岐駅』に到着。
1分ほどで…次の駅が見えてきたが…なぜか停まらず、そのまま通過

さらに2分ほど走行し、次に停まったのは『木岐駅』。
そこで、路線図を確認してみる事に。
すると、確かに『由岐駅』の次は『木岐駅』。 間に駅はない。

だが、この2つの間に駅のホームがあったのも確か。 なお牟岐線は各駅停車のみで快速や急行はない。
路線図には載っていない、列車も停車しない駅の正体とは!?

真相を探るべく、スタッフは『木岐駅』から、徳島駅方向へ徒歩で向かってみた。
すると、やはり駅がある。 『田井ノ浜駅』という看板が! 駅名の看板はあるが、駅員はいない。 そしてやはり…列車は停まらない。
使われなくなった廃駅がそのまま残されているのか?

そこで、近くの有人駅まで行き、駅員に聞いてみた。 すると、田井ノ浜駅は今も使用されている駅なのだが、列車は今は停車しないという。 ん!?『今は』??
実は『田井ノ浜駅』は海水浴場直結の駅! つまり、海水浴シーズンの時だけ停車する期間限定の駅なのだ!
ちなみにホームに隣接されているこの建物は、ライフセーバーの監視塔だという。

今から87年前、牟岐線が開通した時は、まだ田井ノ浜駅は存在していなかった。 そのため、海水浴場へ行くには、一番近い由岐駅から15分以上歩く必要があり…地元住民たちから『海の近くに駅を作ってほしい』という声が上がっていた。

その要望に応える形で、牟岐線開通から25年後、砂浜の目の前に、田井ノ浜駅が誕生。 しかし、海水浴場以外は、ほとんど何もなく、利用客がいないため、夏の3週間だけ停車する、珍しい臨時駅となったのだ。
残念ながら今年の営業はすでに終了。 次に停車するのは、来年の夏! 皆さんもぜひ、訪れてみては!?