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ミステリーFILE.01 山の中のあり得ない集合体

愛知県豊田市の山間部。 ここに、とても奇妙な場所があるという。
スタッフが向かったのは、標高およそ400メートルの根引山(ねびきさん)
その山の中に…何かが、びっしり。 一体、これは何なのか!?
皆さん、分かりますか?

山の中のあり得ない集合体。 近くで見てみると、所狭しと並んでいたのは…墓石。 普通の墓地とは、明らかに様相が違うが…一体、ここは何なのか?
ここを管理している妙楽寺(みょうらくじ)前住職の鈴木さんに話を伺うと…
鈴木「これはですね、古くなったお墓や管理できなくなったお墓をお預かりしたものです。『お墓のお墓』と皆さん言ってみえる」

そう、これらは全て使われなくなった墓石なのだ。 その数、なんと2万5千以上。
さらに、観音様や石像も置かれている。 しかしなぜ、この寺に集まるようになったのか?
鈴木「管理できなくなった石像や無縁仏を預かって頂けるところがないと相談があって『では妙楽寺でそういう取り組みをしましょう』ということで始まったのが40年前」

近年、お墓の管理が難しくなり、家族に代わって寺や霊園などが供養を行う『永代供養墓』へ遺骨を移す家庭が増えているが…そうなると、墓石は必要なくなってしまう。
『だからと言って、処分するのは忍びない』という方からの依頼が年々増え…この寺に大量の墓石が集まったのだという。 他にも、最愛の妻の顔を観音様にした石像をどうしても処分できないという男性からの依頼も。

鈴木「今までお敬いしていたものを、ちゃんと敬いたい気持ちの表れですので、いつでも来たら、お参りができる形になっています」
墓石や石像は、1つ1つ雛壇のように並べられ、全てが正面を向いて置かれている。 鈴木さんは、これらの供養を続けながら『お墓のお墓』の整備・管理を続けている。