オンエア
今から3年前…アメリカの閑静な住宅街で、全米を揺るがす大事件が起こった!
その原因となったもの。
それは…住民同士による近隣トラブル!
実は、事件の1年以上前から、保安官が当事者たちの元を何度も訪れており…現地では装着が原則とされているボディーカメラでその様子を記録していた。
後に、このカメラの映像を元に事件についての映画が制作されると…その作品は長編ドキュメンタリー映画として、アカデミー賞にノミネートされ、世界中で話題を呼んだ!
保安官たちのカメラに映っていたのは…事件当日に至るまでの衝撃の一部始終!
それは、我々にとっても決して人ごととは言えない
近隣トラブルによって起こったアンビリバボーな事件の全貌だった!
今から4年前、フロリダ州・マリオン郡の住宅街に住む女性から一本の通報が入った。
通報者は約2年前にこの家に引っ越してきた、スーザン・ロリンツ、当時58歳。
独身で、一人暮らしをしていた。
彼女の家を含め、ここの住宅街にある家のほとんどは賃貸。
オーナーが土地と建物の所有権を持っており、住民たちが家の周りのスペースを庭として使うことを認めていた。
そのような中、スーザンの家の隣にあるスペースは他と比べて敷地が非常に広かったため、近所の子供たちがその場所でよく遊んでいた。
しかし、老後を静かに暮らしたいと思っていたスーザンにとって、子供達の遊び声は迷惑極まりないもの。
そこで、立ち入り禁止の看板を立てたところ、子供達の母親が看板を投げつけてきたため、911に通報したのだという。
スーザンから話を聞いた保安官は、その母親の元へ。
彼女は、スーザンの家の向かいに住む、シングルマザーのアジカ・オーウェンズ、当時35歳。
彼女にも話を聞いてみると…アジカは子供たちが遊んでいた場所は共有スペースであり、尚且つ、看板を投げつけてはいないと主張した。
実は、スーザンが引っ越してくる前、彼女の家の隣にあるスペースは、オーナー公認のもと、近隣に住む子供たちの遊び場として使われていた。
しかし、どこからが「共有スペース」なのかといった明確な境界線が存在していなかったこともあり…スーザンとアジカの主張は、真っ向から対立していたのだ!
両者の話を聞いた保安官は、争い事を避けるため、今後、子供達を敷地に入らせないよう、アジカに忠告した。
だが、それから約10ヶ月後。
日が落ちているにも関わらず、子供達の騒ぐ声がすると、スーザンから通報があったのだ!
保安官は早速、子供たちの元へ…子供達やその親たちは、スーザンの家の隣にあるスペースはスーザンの持ち物ではなく、子供達はただ遊んでいただけだと主張した。
その後も子供たちは、スーザンの家の隣にある芝生で遊ぶことをやめなかった。
さらに、4ヶ月経っても、状況は一切改善されておらず、通報の頻度は週2回にまで増加していた!
そして、事態は思わぬ方向へ!
最初の通報から約1年4ヶ月が経ったある日。
アジカの長男と次男は、この日もスーザンの家の隣の芝生で遊んでいた。
兄弟は、ローラースケートを忘れたまま、帰宅してしまい…その日の夜、そのことに気がつき、再び芝生へと戻った。
するとそこには…スーザンの姿があり、口論に発展。
スーザンと兄弟の口論はエスカレートしていった!
その後、自宅に戻ったスーザンは、すぐにある行動に出た。
スーザンは、兄弟たちから暴言を吐かれたことに恐怖を感じ、911に通報したのだ。
通報から約10分後、保安官が現場に到着。
しかし…実はこの時すでに、静かな住宅街の裏側で、誰もが予期せぬ恐るべき事態が起きていた!
保安官のボディーカメラが捉えたのは…泣き叫ぶ子供や混乱する住民たち。
一体、何があったのか!?
保安官が現場に到着する数分前、近隣の家に設置された防犯カメラにある人物が映っていた。
それは…アジカの長男。
すると、彼の口から衝撃の言葉が…「911にかけて! お願い! 母さんが撃たれた!」
なんと、母親であるアジカが撃たれたというのだ!
911の通報を受け、保安官が駆けつけた後、救急隊も現場に到着。
アジカは病院へ搬送されたが、胸部を撃ち抜かれており、すでに意識はなく…そのまま、帰らぬ人となった。
一方保安官は、アジカを撃った人物の元へ!
その正体は…そう、スーザン!
2人の間で一体何があったのか?
その後、2名の保安官によって取り調べが行われた。
スーザンによれば…911に通報したあと、アジカが家に訪れ、「殺してやる!」などの大声を出しながら、ドアを強く叩いてきたという。
そして、再び911に通報しようと思い、携帯電話を探したのだが、家中どこにも見つからず…アジカのあまりの勢いにパニックに陥り…身を守るため、寝室にあった銃を手に取って、ドア越しに発砲したというのだ。
そして、アジカを撃ってしまったことを、再び911に通報していた。
そう、スーザンは『正当防衛』を主張したのだ。
これを受け、保安官はスーザンを釈放。
このまま彼女の正当防衛が認められれば、事件は幕を閉じることになる。
だが、事件から4日後。保安官は再びスーザンを逮捕!
そして、その後開かれた裁判で、この近隣トラブルに隠されていた、あるアンビリバボーな事実が明らかになった!
事件から約一年後に開かれたスーザンに対する裁判で、この事件の衝撃的な真相が明らかになった!
まず担当検事が言及したのは、発砲の前に起きたスーザンと兄弟たちによる口論について。
あの時スーザンは…ローラースケートを投げ返していたのだが、それが兄弟の一人に当たってしまったのだという。
そして…
長男「テメェ 何すんだ! ママに言いつけてやる!」
スーザン「ならママを呼んでおいで!」
こうしたやり取りがあったという。
つまり、1回目に通報した段階で、スーザンはアジカが家にやって来る可能性があることを把握していたのだ!
現に、家に戻った息子たちから話を聞いたアジカは…我が子を傷つけられたことへの怒りから、スーザンの家へと向かってしまった。
またスーザンは、911とのやりとりの中で…「ドアと窓を施錠してください。できる限り急いで現場に向かいます」という指示があったため、ドアを施錠し、自宅に保安官が来ることを把握していた。
実際に通報の10分後には、保安官が現場に到着している。
これを受け担当検事は…
「今回 ドアの鍵は施錠されていました。ドアの外側にいた被害者は被告人に対して銃で撃つほどの脅威はなかったと判断されます」
と主張したのだ!
さらに、スーザンは取り調べで911に通報したあと、アジカが家にきて「殺してやる!」などの大声を出しながら、ドアを強く叩いてきたため…再び、911に通報をしようと思い、家中 携帯電話を探したものの見つからず、アジカのあまりの勢いにパニックに陥り、身を守るためドア越しに発砲したと証言していた。
だが、裁判で証拠として流された、スーザンに対する二度目の取り調べの映像。
衝撃の事実が飛び出していた!
なんと911の通話記録によれば、1回目の電話を切った2分後にはアジカへの発砲が終わっていたというのだ!
この指摘を受けても、スーザンは主張を変えなかった。
だが、さらなる衝撃の事実が!
スーザンは、アジカの脅しに恐怖を感じたと言っていた。
しかし、事件当日、現場近くにいたアジカの息子は「自分の母親は暴言を吐いていない」と主張していた。
これは、身内の発言ということもあり、有力な証言とはならなかったのだが…この住宅街に住む男性が裁判で衝撃の発言をした!
彼は事件が起こった時、外の騒ぎを聞きつけ、家の外に出ていたという。
彼はアジカがドアを強くノックしている音を聞いたが、「殺してやる」といった声は聞いていないという。
なんとアジカは、スーザンに対して、暴言を吐いてはいなかったというのだ!
「パニックに陥り、身を守るために発砲した」とするスーザンの主張は、その信憑性を失っていった。
さらに、事件が起きる数ヶ月も前に、スーザンが『正当防衛』について調べていたことが発覚したのだ!
保安官は、スーザンが『正当防衛』を装い、罪から逃れようとしていた可能性があると指摘したのだ。
さらに検察は、スーザンが威嚇射撃ではなく、アジカの胸部を正確に撃ち抜いていたことから、パニックによる発砲ではなく『意志ある発砲』であったと指摘した。
これらの状況を考慮し、裁判では…「発砲は恐怖心ではなく、怒りに基づく行為」と判断された。
そして、今から2年前の2024年11月25日。
殺意は認定されなかったものの、スーザンは発砲によって人の命を奪ったとして、禁錮25年の刑を言い渡された。
残されたアジカの子供たちは現在、アジカの母親であるディアスさんに引き取られ、生活している。
そして、事件のあった住宅街は、住民の入れ替わりが多少はあったものの、今では平穏な日常が戻っているという。