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科学捜査の基本と言われているのが『指紋鑑定』。
指紋は一人一人異なっており、一生変わることはないので、犯人を特定する決め手になっていることはみなさんご存知ですよね?
ただ、指紋以外にも個人を特定できる身体の部位があるのです。
ということで、これから言う身体の部位は個人を特定できるのかどうか、お考えください。
Q. 足裏(素足)で個人を特定できる。
○か×か。
正解は○!
足の裏の皮膚模様の跡は、『足紋』と呼ばれ、指紋と同じく一人一人違い、一生変わらないのだ。
Q. 耳で個人を特定できる。
○か×か。
正解は○!
耳の跡は『耳紋』と呼ばれ、隆起した形や平の部分の面積、カーブなどが一人一人異なる。
海外では、空き巣犯が家の中に人がいないか確認するため、窓ガラスに耳を当てたことで、耳紋が残り、それが証拠の一つになったケースがある。
Q. 唇で個人を特定できる。
○か×か。
正解は○!
唇は『口唇紋』といい、唇のシワや溝のパターンが一人一人違っていて、一生変わらない。
実は唇には、『直線型』、『枝分かれ柄』、『交差型』、『網目型』など様々なタイプがあり、その跡による口唇紋によって個人を特定できるのだ。
このように、身体の様々な部分で個人を特定する事ができる。
そして、過去には非常に稀な『ある身体の部分』で犯人を逮捕したケースがある。
それは、今から12年前、ある男が女性のスカートの中を盗撮。
しかも、あろうことかその写真を自身のSNSに投稿したのだ。
これにより、犯行が明るみに出たため、警察が男を逮捕したのだが…男は、SNSに投稿した写真はネットから拾ってきたものだと供述。
容疑者のスマホを調べたのだが、スマホから盗撮した写真は見つからなかった。
しかも犯人は帽子で顔を隠していたため、防犯カメラでは顔がはっきり見えない。
そのため、この男が盗撮犯であるという確たる証拠がない状況だった。
そこで刑事が頼ったのが、番組冒頭で紹介した当時、京都府警の科捜研にいた矢山和宏。
とは言え、唯一あるのは女性のスカートの中を撮影した画像のみ。
ところが、矢山はある方法で逮捕した男を盗撮犯だと特定したのだ!
しかもそれは、指紋ではない。
では、その方法とは一体!?
彼が注目したのは、手の甲側の指の関節ジワ。
実は、このシワも指紋と同じく、一人一人違うのだ!
実は盗撮された写真には、スカートを捲る犯人の指が写っていた。
その指のシワと犯人の指のシワを分析したところ、見事 一致!
こうして、同一人物と特定し、起訴することができたのであった。