オンエア
彼は今から55年前、エンジニアの父と栄養士の母の元に生まれた。 子供の頃から知的好奇心が人一倍強かった彼は、同級生たちと趣味嗜好が合わず、学校では浮いた存在だった。 さらに、クラスで一番小さかったこともあり、理不尽ないじめにあったという。
いつしか、学校に行くことが苦痛になり、孤独な時間を過ごすことが多くなった。
そんな彼を支えたのは…本!
時には1日10時間以上も読み続けるほど、本の世界に没頭した。
なんと10歳の頃には、学校と地域の図書館にある本をほとんど読破!
「次に読む本がない!」というアンビリバボーな事態に!
そんな彼が、最終的に手にしたのは…百科事典!
1巻あたり約1000ページ、全30巻もある百科事典を読み漁り、さまざまな分野の知識を吸収していった。
それだけではない…その内容をしっかりと覚えていたため、周囲から歩く百科事典と呼ばれていたという。
彼にとって本は単なる娯楽ではなく、苦しい現実を忘れさせてくれる、唯一の友達でもあったのだ。
本の中でも彼が好きだったのは、ファンタジーやSF小説。
物語に登場する地球を救うヒーローに憧れた。
当時について、後に彼はこう語っている。
「読書を通して『自分も世界のために、何か価値があることをしなければならない』という強い使命感を抱くようになりました」
そんな彼の物語好きは、大人になっても健在で、本だけではなく、アニメも大好き!
近年、SNSで好きな作品を訪ねられた際は…『新世紀エヴァンゲリオン』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『君の名は。』など、なんと日本の作品を次々と挙げている。
そんな彼は、もちろん来日経験もあり…今から12年前(2014年)には、夜の歌舞伎町へ。
向かった先は…あのラーメン二郎。
一般客と一緒に並び、大盛りで知られているラーメンを完食し、大絶賛したという!
親日家としての一面も持ち合わせているのだ!
そんな彼は子供時代、読書の他にもう一つハマっていたものがあった。
それは…パソコン。
11歳の頃からいじり始めると、独学でプログラミングをマスター!
わずか12歳にして、なんとオリジナルのゲームを作成。
彼が作ったのは、当時大ヒットしていた『スペースインベーダー』にインスパイアされたシューティングゲーム。
しかも、そのゲームの完成度は非常に高く…なんと、パソコン雑誌から500ドル、当時の日本円にして約12万円で買い取りたいというオファーが!
幼いながらも技術で価値を生み出すという経験を得た彼は、ビジネスの面白さに目覚めていく。
その後、故郷を離れてアメリカの名門ペンシルベニア大学に進学。
大学3年生の頃、経験を積もうと、とあるゲームメーカーで一時的に働いていたのだが、そこでもアンビリバボーな天才ぶりを発揮!
なんと、プロたちが解決できずに困っていた問題を、彼はたったの2週間で解決してしまったのだという!
すると、その会社から正式に就職しないかとの誘いがあったのだが、これを辞退。
なぜなら…
「自分はゲームが死ぬほど好きだし、それを作れるだけのスキルもある。でも、僕の夢はゲームを作ることではない。物語に出てくるような世界を実現させて、地球を救うことだ!」
その後、彼は名門スタンフォード大学の大学院へ進学!
ところが、たったの2日で自主退学!
将来的に弟とソフトウェア会社を作ろうと考えていた彼は、インターネットの世界が猛スピードで成長していることを感じ取り、大学院で研究するよりも今すぐに起業した方が良いと判断したのだ。
結果、その会社は大成功し、3年後に3億ドル、当時の日本円で約390億円で売れたという!
そして、このお金を使い、その後も豊富な知識と自由な発想で、実現不可能と言われてきた数々のビジネスを成功させていった。
その原点は、幼少期に夢中になったファンタジーやSF小説。
彼はそこに登場する未来の世界を実現させ、地球を救おうと、常に新しいことに挑戦し続けているのだ。
皆さん、分かりましたか?
この人だ〜れだ?
その正体は…実業家のイーロン・マスク!
電気自動車メーカー『テスラ』や、宇宙開発企業『スペースX』のCEOを務めるイーロン・マスク。
んな彼の総資産は、現在、世界一位の約131兆円!
その額は今年度の日本の国家予算を超えている!
「未来が、過去よりも退屈であってはならない」
その信念のもと、世界を驚かせ続けているイーロン。
つい先日には、10年以内に月に都市を開発できる可能性があり、「誰もが月に旅行できる世界を作る」と発表した。
そんな彼は、インタビューでこう語っている。
「単に問題を解決するだけの人生ではいけない。朝起きたときに『将来は素晴らしいものになる』とワクワクできるような、インスピレーションを与える未来が必要だ。それが私にとっての宇宙旅行だ」
ファンタージやSF小説の世界に憧れ、地球を救いたいと夢見ていた少年。
彼の壮大なチャレンジは、まだ始まったばかりなのかもしれない。