オンエア
鳥取県鳥取市、吉岡温泉町。 人口およそ600人の小さな町。 江戸時代から続く由緒ある温泉地ですが、近年では客足の落ち込みが続き、町の過疎化も進んでいました。
そんな中、今からおよそ10年前、町のシンボルだった福寿苑が閉館。
その後は手付かずのまま廃墟に…旅館の持ち主は困っていました。
壊すにも結構なお金がかかる。
でもいつまでもこのまま放っておくわけにもいかない。
そんなおり、今から3年前、日帰り入浴施設の館長を務める松浦聡子さんが、気になって中を見せてもらうと…旅館として使うには厳しい状態。
そりゃそうです、長年ノーメンテ…中はボロボロ。
おまけにカビの匂いまで漂っていました。
それでも福寿苑は町の顔だった建物、放っておいたら町の印象までどんよりする。
なんとかしないといけないと、松浦さんが立ち上がります。
すると この後、松浦さんたちの仕掛けが思わぬ反響を呼び、わずか2ヶ月の間に町の人口の3倍以上、およそ2000人が旅館に押し寄せました!
しかも、そのアイデアは近くの温泉やカフェなどに自動的に足を運ばせる画期的なもの。
松浦さんは、一体何をした?
さあ、あなたならどうする?
廃旅館に人を呼ぶアイデアとは?
そう、『お化け屋敷』!
開催は夏の2ヶ月間の週末と祝日のみ。
それでも大盛況!
若者を中心に県外からも多くの人が訪れた。
お金はかけられません、だから装飾や家具はほぼ当時のまま。
足した演出はほんの少し、血のりなど最低限の手直しだけ。
お化け役も学生ボランティアが担当。
でも、ここは怖がらせるだけのお化け屋敷ではありません。
お客さんは警備員になって館内をパトロール。
隠された謎を解く、そんな謎解きミッションが!
さらにもうひとつ、このお化け屋敷にはアンビリバボーな発想が!
それは…エアコンをあえてつけなかったこと!
松浦さん「夏で暑い時に汗をかいたら、入りたくなるって言ったらお風呂だよなと。この建物でもすごく怖いのに、みんなに汗かいて貰えばいいじゃない?っていうところから、思い切ってやめました。経費もかかるので」
こわ〜い!走る!結構汗だく。
そのまま近くの日帰り温泉へ直行!
さらに謎解きクリアで、温泉やカフェの割引チケットをプレゼントし、自然と足を運ばせる仕組み!
怖くて汗だく、その後 温泉で一息。
廃旅館がまさかの形で街を潤すきっかけになりました。