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雪国の軌跡 なにもない町の大逆転

青森県 五所川原市。
今からおよそ40年前、かつては林業で賑わった町でしたが、当時は少しずつ元気をなくしていました。
そんな町をガラッと変えたのは、ある男の逆転の発想でした!

角田周さん、当時32歳。
東京で働いていましたが、体を壊し、故郷へUターン。 家業の金物店を継いでいました。

青森の冬は、地面に積もった雪が強風で舞い上がる地吹雪で知られています。 冬の間、町は雪で真っ白。 昼間でも商店街に人はまばらでした。
角田さんは仲間と町おこしを考えたのですが…みんな諦めムード。 話も盛り上がりません。

そんなある日のこと。 猛烈な地吹雪に遭遇! その瞬間、あることをひらめきました!
角田さんの頭に降ってきたまさかのアイデア、これが町の運命を動かすことになります。 一体何をしたのでしょうか?
あなたならどうする?

角田さんが思いついたアイデア、それは…地吹雪そのものを楽しんでもらう、地吹雪体験ツアー!
地元の人にとって地吹雪は厄介者。 でも都会の人にとっては、滅多に味わえない特別体験。
この逆転の発想がズバッとハマりました! 本来なら危ないはずの地吹雪が、一度はやってみたいイベントに大変身! 国内だけではなく、海外からも人が集まるように!
角田さん「観光客の方は何を言っているかというと…風が舞う時の音が非常にパワフル。すごい風の音なんですね。大地のシンフォニーとか、感性の豊かな方がおっしゃってましたね」

ツアーは天候次第、歩くどころか、立っていられないような地吹雪の日は、もちろんツアーどころではないそう。 逆にすごく穏やかな日は、地吹雪風に雪をかけてみたり、雪に埋もれてみたり。
角田さんの企画はメディアでも話題になり、全国に広まりました。 そして今も続いています。

さらに、あの列車を使うことも思いついたそう! その町おこしとは…ストーブ列車!
元々は、寒い季節に地元の人が乗る列車。 それを観光が楽しめる列車に切り替えました。
ストーブでスルメを焼いたり、熱燗をつけたり。 これが観光客に大ウケ!
何もないと思われていた冬の厳しさが、いつしかわざわざ来たくなる理由になったのです。