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京都の老舗 売れない商品が大バズり

京都府京都市、1803年創業の老舗和菓子店、亀屋良長。
今から八年前、女将の由依子さんには、ある気掛かりが… それは、和菓子の定番、ようかんのこと。 昔ながらのようかんの売り上げが落ち、年間50本程度しか売れない商品になってしまっていた。

亀屋良長は、江戸時代から続き、伝統を重んじるお店。 和菓子の定番であるようかんを簡単に看板から外すわけにはいかない。
実は由依子さんは、結婚前はパリの料理学校に留学したり、帰国後は自宅で料理教室を開いたりと、大の料理好きということもあり、ようかんの新たな可能性を引き出せないかと考えるようになりました。

掃除をしている時も、スムージーを作っている時も、パンを焼く時も…洗濯物を干す時も考え続けた。 すると、由依子さんに、あるアイデアがひらめいた!
それを夫に話してみると…
夫・良和さん「これがあったら時短になる、手間が省ける、そういう視点が主婦ならではの発想かなと思いました」

早速、そのアイデアを実践すると…なんと、ようかんが爆売れ!
一体、彼女は何をしたのか?
実は、さっきの行動の中にヒントが隠されています。 さあ、こんな時 あなたならどうする?

息子たちの朝食の準備をしていた時、長男はパンにスライスチーズを、次男はあんこをのせたいという。
あんこは冷えると硬くなるのでぬりづらいのに比べ、スライスチーズはただのせるだけで楽ちん。 そこでひらめいた!!

由依子さんがひらめいたのは、ようかんを2.5ミリの厚さに切り、バター風味のようかんとけしの実をのせ、一枚ずつフィルムに包んだ…その名も『スライスようかん』
これをパンにのせて、トースターで焼けば、簡単に『あんバタートースト』ができるという優れもの!

これを今から8年前に発売。 年間50本程度しか売れなかったようかんは、形を変えたことにより、1年目は160倍、3年目にはなんと1000倍に!
しかも、普段 和菓子を食べない若者や男性客にもウケて、現在までに累計販売数86万袋を記録する大ヒット商品となったのです!