オンエア

最後に起きる超HAPPYサプライズとは!?

今から5年前、男性はある人物を探していた。
男性の名は、ハミルトン。 遡ること1ヶ月…彼がチームマネージャーを務めるプロアイスホッケーリーグNHLのカナダ・バンクーバーを本拠地とする『バンクーバー・カナックス』が…対戦相手『シアトル・クラーケン』の本拠地で試合を行った時のことだった。
会場は、クラーケンの熱狂的なサポーターで埋め尽くされ、試合前からヒートアップ。 敵チームのサポーターから、口悪く罵られる、ハミルトン。 その態度に気分を害したのだが…何かを見て怪訝な顔をしたものの、ハミルトンはその場を離れた。

後日、ハミルトンの元にドクターから電話があり、こう言われたのだ。
「君の未来は大きく変わっていたかもしれない」
実は、あの日の相手チームのサポーターが、彼の運命を大きく変えていたのだ! 最悪な気分からの大ドンデン返し!
一体、何が!?

果たして、ハミルトンの運命を変えた人物とは…? シアトル・クラーケンとの試合の日…ガラスを叩いていた、この女性だった。
実は、この時彼女は、ハミルトンに向けて、スマホであるメッセージを送っていた。
それは…「あなたはガンの可能性があります。病院で診てもらってください」
彼は、この時、敵チームのサポーターからの嫌がらせだと思い、相手にしなかった。

だが…翌日、自宅に戻ったハミルトンが、妻にこの出来事を話すと…一度 病院で診てもらったら?と言われた。
そこで、チームドクターに検査してもらうことに。 すると…ガンだったことが判明。 まだ初期段階だったが、放っていたら危険だったという。

そう、ハミルトンは…彼女のおかげで、ガンを早期に発見することが出来ていたのだ。 彼女が教えてくれなかったら、手遅れになっていた可能性もある。 にもかかわらず、彼女の行為を無視し、立ち去ってしまったことを彼は後悔した。 そのため直接会って感謝の気持ちを伝えたいと思い、彼女を探していたのだ。 果たしてハミルトンは、命の恩人を見つけ出せるのか!?

直接、彼女に感謝の気持ちを伝えるため、探し出そうと試みるが…彼女について分かっていることは、対戦相手だったクラーケンのサポーターだということだけ。 そこでハミルトンは、再びクラーケンの本拠地・シアトルで対戦するタイミングで、チームのSNSを使って、命の恩人である彼女を探すことにしたのだ。
『私は今、とても特別な一人の女性を探しています。この話を友人や家族に伝え、ヒーロー探しを手伝って頂きたい。私は彼女に心からの感謝を伝えたいのです』
この投稿は、相手チーム・クラーケンのSNSでもシェアされ、アイスホッケーファンの間で瞬く間に広がることに。
すると、あるアイスホッケーファンの情報によって、命の恩人が見つかったのだ! その恩人の名は、ナディア
彼女の母親もアイスホッケーファンなのだが、あの日の出来事をナディアから聞いていた。 そのため、ハミルトンが投稿したSNSのメッセージを見て、すぐに娘のことだとわかり、連絡したのだった。

しかし、ナディアはなぜ、客席からハミルトンを見ただけで、ガンだと気付くことが出来たのか?
実は彼女、医者を目指す大学4年生。 アメリカは日本と違い、4年制大学を卒業した者だけが、改めて医科大学に通うことができ、ナディアもそこを目標に勉学に励んでいた。
あの試合の日…ナディアは、ハミルトンの『ある異変』に気付いた。
ナディア「あのホクロ…もしかして、メラノーマじゃ…!」
メラノーマとは、皮膚癌の一種。 初期段階では、一見 ホクロに見えるため、見過ごされることが多いが、進行すると他に転移するなど、致死率が高まるのだ。

ナディアは、医科大学を目指す中で、病院のガン診療科でボランティアをしていたことがあり…その時の経験から、ハミルトンのホクロの異変に気付くことが出来たという。
とはいえ、まだ医学生ではないため、それが本当にメラノーマなのか、確信は持てない。 それでも、彼女は勇気を出して…伝える事にしたのだ。

それからおよそ3ヵ月後の1月1日…自分がガンであることを教えてくれた、命の恩人・ナディアと…今から4年前の1月1日に、ついに再会することができた、ハミルトン。 ハミルトンは、命を救ってくれたヒーローに直接、感謝の気持ちを伝えた。
この日、ナディアは会場で試合を観戦。 そして、ハーフタイムの時だった。 会場にナディアの功績をたたえ、感謝の思いを伝えるアナウンスが流れた! さらに…なんと!両チームから、医師を目指すナディアのために、奨学金として1万ドルを贈ることを発表!
実は、ナディアの母親から、医科大学へ進学することを聞いた両チームは、敵味方関係なく、彼女の勇気ある行動に感謝の意を示すことを決めたのだ!

手術から4年経った現在も、ハミルトンは元気に過ごしているという。 そしてナディアは、医科大学を卒業し、研修医として1人でも多くの命を救うため、日々懸命に学び続けている。
ナディア「自分から行動を起こすことは、勇気がいるかもしれません。ただ、その一歩を踏み出すことで、自分や誰かの人生を大きく変える可能性もあります。今回のことでそれを学びました」