オンエア
東横線は、現在は地下5階へホームを移転。
結果、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ副都心線と横浜高速鉄道みなとみらい線がつながり、鉄道5社が乗り入れることに!
最大88.6キロの区間を乗り換えなしで移動できるようになったのだ!
しかし、この東急東横線渋谷駅の地下移転にはアンビリバボーな裏側があった!
東横線は大勢の人が利用していたため、工事のために運休することはできず、作業できる時間は1日。しかも終電から始発までのおよそ3時間半のみ!
果たして、この短い時間で一体どうやって渋谷駅を地下に移したのか!?
そのアンビリバボ―な大作戦の方法とは!?
東急電鉄が取った作戦は、まず地下の新渋谷駅から代官山駅まで掘り進めていきレールを作成。
最終的に代官山駅の部分でレールを外し、作ってきた地下のレールとつなげるという作戦。
このレールを外してつなげる作業をわずか3時間半で行わないといけない!
この大工事に動員された作業員は約1200人。
午前一時ごろ、最後の下り回送電車を見送った後、作業開始。
次に電車が来るのは始発電車までのおよそ3時間半、ここから作業員たちの戦いが始まる!
1時半ごろ、今までの線路を撤去。
2時ごろ、地下のレールをつなげるために線路を下げていく。
無事、地下のレールと接続完了!
3時半ごろ撤去作業が終了。
4時50分に試運転を開始。
なんとか運休することなく無事工事を完了させた!
こうして現在のように東横線は、渋谷の地下を走ることとなったのだ!
そして、当時の面影を残すために、デッキにはかまぼこ屋根を初め、昔の線路の跡を今でも残しているという。
担当者「単なる再開発ではなくて、懐かしいデザインなども一部に施しておりますので、渋谷を訪れる際には是非そういった点も探していただけると嬉しい」