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THE大逆転グランプリ! 世界が驚愕!世紀のどんでん返し部門

瞬き厳禁!神技 カベ走り!

マウンテンバイクで斜面に設置された難しいコースを駆け抜けるレース、Four-Cross(フォークロス)トラックの世界大会。
3者一斉にスタート! まずは赤の選手が飛び出した。

しかし、ここで転倒! これは痛い!大きなロスに!
このFour-Cross(フォークロス)トラック、スタートダッシュを決めた選手が圧倒的に有利な競技。 転んだ選手はそのまま前2人に置いて行かれて、厳しい状況に。
そのままレースは終盤戦へ。

だが、この後、最下位の選手がいきなりトップに躍り出た!
別の角度から見ると…なんと 壁を使い、上から2人を追い抜いている! このまま普通に走っても追いつけないと思い、一か八かの賭けに出たのだ。
まさに劇的な大逆転勝利!

この壁は、コースアウトを防ぐために設置されたもの。 ルール上、走ってもOKなのだが、転倒のリスクが極めて高く、競り合いの中で使う選手はほとんどいないという。
度胸が生んだ見事な大逆転劇だった。

痛快すぎる決着! 世紀のどんでん返し

8歳以下の少女たちが競う、クラブ陸上200m走。 開始直後から出遅れた選手が…何があったのか?
改めて見てみると、なんと、靴が脱げてしまっている! 短距離走でこれは痛すぎる! 絶望的な大差をつけられた少女。 しかし、勝利への執念が大逆転劇を生む!

靴を履き直して走り出すと…グングングングン、前方の選手に近づいていく。 残り140mの時点で、トップとの差はおよそ20m。 果たして…そのまま先頭でフィニッシュ! 大逆転を遂げた!!
この少女はタラヤ・クロフォードちゃん、当時7歳! 実は、彼女の父親は、プロボクサーのテレンス・クロフォード選手! ボクシングのパウンドフォーパウンドランキング。 体重差がないと仮定した場合、誰が最強か決めるランキングで、あの井上尚弥選手を抑え、頂点に君臨したこともあるものスゴい選手だった。
絶対王者の遺伝子、ここにあり!!

無名の選手が起こした奇跡!シンデレラアスリート

9年前にアイルランドで開催された大学対抗4×400mリレー。 国内のトップ7校が大学頂点を目指し、競い合う。
第三走者がアンカーにバトンをつなぐ前の時点で、順位はこんな感じ。 かなりの大差がついているが…この後、信じられない逆転劇が待っていた。

2番手から猛追を見せるこの選手、実は、この年に控えていたリオオリンピックに内定しているトップランナー。 本領を発揮し、見事逆転!
だが なんと、番狂わせを見せたのは、5番目にバトンを受け取り、そのまま5位を走っていた赤いユニフォーム、コーク大学のアンカー、ヒーリー選手。 怒涛の追い上げを見せ、信じられない逆転劇を演じた!

実は第三走者がアンカーにバトンタッチする前の時点で、1位の大学とコーク大学の差は、およそ70m。 さらにトップを走るアンカーがバックストレートを走っている。 この時点でもまだカメラにさえ捉えられていないが、きた!それでもあと半周を残し、まだ差はあまり縮まっていない。 だが、ラストの100m付近から一気に射程距離へ。 猛スピードで、トップに詰め寄り、ゴール直前で逆転したのだ!
これには、現場にいた誰もが驚愕。 それもそのはず、ヒーリー選手はこの大会まで、ほとんど無名の選手だったのだ。 誰も予想だにしなかった大逆転劇は、国外のメディアでも大きく取り上げられ、ヒーリー選手は一躍時の人に! そして、この頃から大幅に記録を伸ばし始めた彼女は、その5年後、東京オリンピックに出場。 更にその後のパリオリンピックにも出場した。 これは、将来のオリンピアンを覚醒させた奇跡のレースだったのだ!

起死回生の一撃 神の右手

アームレスリング、エキシビジョンマッチ。
画面右、筋肉隆々の選手は、ベンチプレスの自己ベスト、306kg。 パワービルダー界の頂点に立つ男、体重115キロのラリー。
対するは、70kg級のアームレスラー、インド人のラウル。 2人の体重差はおよそ40kg。
だがこの勝負には信じられない結末が待っていた。
体格とパワーに勝るラリー圧勝、1本先取。 続いて2本目…ラリー2本なんなく先取。

運命の3本目、ここでラウルの勝利! アームレスラーの意地がここで炸裂。 4本目もラウルが勝利した。 いよいよ最終ラウンド。 勝ったのは、40kgも体重が軽いラウルの方! 大逆転勝利!

だが、一体なぜラウルは突然勝てるようになったのか?
専門家によると、パワーでねじ伏せられた2戦目までとは違い、スタートと共に自分の手首をひねることで、力を込めさせないポジション取りに成功。 これによって相手のパワーをグッと封じ…さらに、脇を締めることで、全体重をかけてねじ伏せたのだという。 一方ラリーは、スタミナ切れで、ワキが開いているため、力が分散され、踏ん張りが効かない状態。
ラウルが最初からこの戦法をとれなかったのは、ラリーの怪力が想像以上だったからだという。 最終的にはアームレスリングのエキスパートが意地を見せた、見事な大逆転勝利だった。