オンエア
手つかずの自然が残されているイエローストーン国立公園は10月から5月までの間、雪に覆われる。
時に気温はマイナス40度。
生き延びるには雪の中から食料を得なければならない。
バイソンたちは1m積もった雪の中から、わずかに残った枯れ草を探し出す。
彼らは一日5tの雪をかき分ける。
そして地表まで掘り進めたとき、やっと枯れ草を得ることが出来るのだ!
雪を掻き分けられないキツネはどうするのか?
何か見つけたようだ。
そして、雪の中に潜んでいた野ネズミをゲット!
耳をすまして音を聞き分け、ピンポイントで襲いかかる!
見つけるのは大変だが栄養価は高い。
バイソンにはバイソンの、キツネにはキツネのやり方がある。
生きるって大変だ。
道路脇に立つ電柱の上がもっこりしている。
もっこりの上になにかいる!!
鳥のようだ!
ずーっと続いている。
実はこれはコウノトリの巣だ。
ここタシケントはウズベキスタンの首都だが、おおきな河川の流域に位置し環境が豊かなため、コウノトリが多数生息している。
電柱は地面から程よい高さにあり、天敵に襲われる心配が少なく巣作りに適しているようだ。
左側だけに巣が集中しているのは、左の電柱はてっぺんに突起物がないため、右には街灯などがあり凸凹していて巣が作れないのだ。
他の都市にはない珍しい光景だった。
湖に浮かぶピンクの島ではなく、これはフラミンゴの群れ。
この場所に生える特殊な藻を食べるために集まっている。
地上の捕食者からの攻撃を避けるため岸から離れた場所で集団で生活するのだ。
といわれても…島にしか見えない。
一方、川岸に集まっているのはマナティー。
一年のある時期になると、このように集まることがあるのだという。
突然ですが問題です!
なぜ集まるのでしょう?
実はマナティーが集まるこの場所には、温泉が湧き出ているのだ。
冬の気温の低い日にマナティーは、体温保持のためにこの場所に集まるのだ。
ここはマナティーの保護地域として観光名所にもなっている。
ということで正解は「体温保持のため温泉に集まる」でした。
南アジアに生息する猿の一種、ライオンテールマカク。
この日マカクが狙っているのは巨大な樹の実、いちじくの仲間のジャックフルーツだ。
栄養価が高い実なのだが、熟す前は甘みがないので食べたくない。
できれば美味しくなってから食べたい。
だがマカクには熟しているかどうか判別できない。
もどかしい。
すると、世界最大のリス、インドオオリスが現れた。
チャンス到来。
マカクはインドオオリスの後を追う。
そしてリスが一個の実に手を伸ばす。
すると…追い払うマカク。
別の場所でも…樹の実を食べるリスの邪魔をするマカク。
樹の実を横取りだ!
実はインドオオリスは嗅覚が優れていて、熟した実を嗅ぎ分けられるのだ。
「リスが食べる実なら美味しい」
マカクはそれを分かっているので、邪魔をして実を横取りするのだ。
これはツバクロザメ、体長は2mほどある。
こいつは獲物を狙っている。
狙われた小魚は水深10cmの浅瀬に逃げ込んだ。
獲物を追いかけると…サメは体の半分以上が海上に出てしまう。
だがこれがサメの作戦。
彼らツバクロザメは沿岸を好む種で、このくらいの浅瀬は平気で泳いでしまう。
小魚は逃げたつもりが追い込まれてしまっていたのだ。
しかも、海鳥たちも小魚を襲う!
サメと海鳥が共闘!
小魚を仕留めていく。
腹を満たし満足したのか、サメは沖に戻っていった。
ペリカンの群れが餌を見つけて海岸線に降りてきた。
彼らが狙うのは、イワシの仲間、グルニオン。
砂浜を覆い尽くしている。
よくみると、彼らは顔を上に向けている。
これは産卵するメスのグルニオン。
メスは砂の中に卵を産み、オスはメスの体に巻き付きながら精子を送り受精させる。
実は、グルニオンの産卵は、通常夜に行われることが多い。
しかし、今回は数が多く、日中まで伸びてしまったのだという。
だがそのため、ペリカンが大挙して襲ってきたのだ。
グルニオンにとってこの状況はあまりに無防備に思われるのだが…ペリカンは産卵中の彼らを積極的には狙わない。 なぜならペリカンのクチバシでは、浅瀬の魚は捉えにくいから、ペリカンは捕食の際、クチバシを大きく広げ、周囲の海水ごと飲み込む。 浅瀬ではこのような食べ方をすることができないのだ。
産卵を終え海に戻るグルニオン。
だがそこにペリカンが待ち構えていた!
生き残ったグルニオンが次の命を繋ぐ。
そしてまたこの戦いが繰り返されるのだ。
百獣の王ライオンがビビっている。
なぜなら…縄張りにサイが侵入してきたから。
できれば、このまま立ち去ってほしい。
なので…威嚇!
すると、巨大な角で逆に追い払われてしまった。
専門家によると、ライオンが大人になったサイを捕食のために攻撃するとは考えづらく、またサイもライオンを好んで攻撃はしないという。
それはそうと…なんとも情けないライオンの逃げっぷりだった。