2月21日 オンエア
緊急通報!911事件簿 生音声が語る戦慄の瞬間
 
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今から19年前、アメリカ・テキサス州。 夜12時を過ぎ、アマンダが2階の自室でくつろいでいた時の事だった。 不審な物音が聞こえた。
その日家にいたのは、祖母スーザンと孫娘アマンダの2人だけ。 念の為、家の中を調べると…窓ガラスが割れており、裏口には人の足跡らしきものが残っていた。

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アマンダは通報しようと言ったのだが、祖母・スーザンは銃を取り出し、通報する前に自分たちで調べようと主張。
アメリカでは、一般家庭に銃がある事は珍しくない。 アマンダたちが暮らすテキサス州では、およそ40%の家庭が銃火器を所持している。

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アマンダと祖母・スーザンは、家中を見て回った。 しかし、特に異常は見当たらない。
そして最後にクローゼットの中を確認すると…コートが山積みになっていた。 クローゼットの中は綺麗好きの祖母がマメに整頓しており、コートが山積みになっている事などあり得なかった。

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そして、コートの下から見知らぬ男が出てきた!
アマンダは911に通報。 その時の…実際の音声が残っている!
オペレーター「911です どうしました?」
アマンダ「誰かが家の中にいる!」
オペレーター「今もいるの? もしもし?」
アマンダ「男が侵入しようとしたの!」
オペレーター「今は?」
アマンダ「家の中にいる!」

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祖母・スーザンは銃で犯人を威嚇した。 だが、犯人が襲いかかってきたため、発砲! 銃弾は犯人の足に命中した。 絶体絶命の状況から、まさかの逆転!

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911コールセンターのオペレーターは、男に逃げられた時のことを考え、その特徴を聞いた。 すると…その男は警察が追っている人物だった。 数時間前、車を盗み警察の静止を振り切って逃げていたのだ。

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発砲音から数分後、警察官が到着。 しかし、男はすでに逃走していた。
直ちにヘリコプターや警察犬によって、逃げた男の捜索が行われた。 そして、近くに隠れていた男を発見。 無事逮捕した。
その後の裁判で、男は窃盗、器物損壊、不法侵入などの罪に問われ、2年半の実刑判決を受けた。
そして後日、アメリカのドキュメンタリー番組で、今回の大逆転劇の主人公となった祖母・スーザンさんは、電話を受けた911のオペレーターと対面した。
スーザン「警察が常に現場にいることは不可能です。だから、市民と警察は協力する必要があるのです。私たちは仲間なのですから」