七色の声を持つ超スゴいガイドボーカリスト三上さん。 番組前半で福山雅治さんの声質になるためのレクチャーを行ってくれたが、他の声に関しても同様に三上さん流の理論があるという。 福山さんとは逆に軽く、息を多く含む声として挙げられるのが『凛として時雨』のボーカルTKさん。
三上さん「裏声の作りがかなり息っぽい。普通に出すと綺麗な裏声を出せばそれで済むんですけど、それだとTKさんっぽくないので、かなり息まじりの裏声を使うので」

ハスキーボイスの秦基博さんや徳永英明さんも、この息の量をコントロールすることで、忠実に再現することが出来るのだとか。 さらに、意識している点はそれだけではなく…
三上さん「声って、僕の中で、横から見て縦に人体を割ったときに、前面に出してる声と後ろに出してる声みたいなのがあったりする。BUMP OF CHICKENの藤原さんは、ちょっと前なんですよね。後ろに喉の奥まで引っ張り込んでないような、声をそのまま口先だけで作っているようなイメージで作ると、乾いた感じで聞こえてくる。」

意識することが多すぎて混乱しそうだが…三上さんはこれら全てを耳で聞くだけで覚えているのだそう。
三上さん「ガイドボーカルという職業をやっているからという事ではなくて、耳の良さというのは、歌が上手くなるために結構大きな要因なんじゃないかなと思います」