【闇夜を徘徊する奇妙な生物】
今から12年前、アメリカ・カリフォルニア州、ヨセミテ国立公園近くの住宅用監視カメラに奇妙な生物が捉えられた。
お分かりだろうか?
画面左側から現れた、白く、足だけが伸びたような2体の生物。
その生き物が、ゆっくりとカメラの前を横切っていく。
拡大して見てみると、一見、白い布を被った人のようにも見えるが…身長は大きい方が1mから1m50cm。 小さい方が50cmほどと推定されている。 仮に子供だとしても、上半身に肩や腕がないように見える。 ましてや、50cmというのは、生まれたばかりの赤ん坊とほぼ同じ身長。 股の位置からしても、人間ということはあり得ない。 だとすると、一体これは、なんなのか?
監視カメラの持ち主は、とある老夫婦。
近所に強盗が現れたため、防犯用に設置したらしいが、その数日後、この映像が撮影されたという。
老夫婦はこの奇妙な生き物の正体を知りたいと、友人に依頼し、映像を世間に公開することにした。
すると瞬く間に話題となり、解析が行われたのだが…映像にCGや合成といった加工は施されていなかったという。
そんな中、動画を見た人から、ある未確認動物ではないかとの声が寄せられた。
それが…徘徊者、ナイトクローラー。
ナイトクローラーは、2000年代に出現したとされる未確認生物、UMA。
この映像が撮影される前にも、2度の目撃情報が記録されている。
これはその4年前、同じカリフォルニア州で、撮影された映像。
撮影者は毎晩のように鳴く飼い犬を不審に思い、ガレージに監視カメラを設置。
すると、頭から脚が生えたような生き物が映っていた。
ナイトクローラーの特徴だ。
大きさは、およそ150cm。
映像は警察に提出され、調査が行われた。
しかし…画質が非常に悪く、解析は不可能とされた。
それから3年後に撮影されたのがこちらの映像。
玄関先から、1体のナイトクローラーが出てきたかと思うと、プールの前で立ち止まった。
そして…なんと、水面を歩いているではないか!!
一体、ナイトクローラーとは何なのか?
一部のメディアでは、その姿から、地球外生命体や新種の霊長類、あるいは森の精霊では? などと報じられている。
しかし、その正体は未だ謎に包まれている。
【未開の地に生きる伝説の生物】
インドネシア・スマトラ島、北西部にある森林地帯で、ツーリングを楽しむライダーたち。
すると…一番前の男性がバランスを崩し転倒。
実は倒れたのには理由がある。
前方を走るバイクの右から、何かが飛び込んできたのだ。
映像をもう一度見てみると…そこには子供らしき人の姿が!
そして、こちらの様子を伺ったかと思うと一目散に逃げていく!
バイカーたちは、その後も小さな人間らしき何かを追跡したが、茂みの奥深くへと消えていき、見失ってしまった。
一体この生物はなんだったのだろうか?
音声や映像をもとに科学捜査を行い、法医学の分野などでも活躍する専門家に映像に加工が施されていないか分析してもらった。 だが、プロの映像解析者が見ても、生物への光の当たり方が自然で、合成やCGといった人の手が加えられた形跡は一切ないという。 こうした事実から、当初、地元民の間でインドネシアの森に住む「オランペンデック」というUMA、すなわち未確認生物なのではとの噂が飛び交った。 しかし、オランペンデックの体は毛で覆われている。 目撃された生物は、毛で覆われているようには見えない。
40年以上、インドネシアの人類学について研究しているグレゴリー氏によると…
「2本足で走っているのを見るに、オランウータンなどの猿とは考えづらいです。もしCGでないとするならば、ホモサピエンスか、それに近しい人類であると考えられます。この生物はマンテ族の可能性があるのではないでしょうか?」
マンテ族とは、かつてスマトラ島奥地に住み、一説にはすでに絶滅しているとされる先住民族。
その姿を捉えた映像は、未だ存在しない。
だが、17世紀にマンテ族について書かれた文献には、彼らは筋肉質で狩りに長けており、平均身長が60〜70センチ(最大で1m)ほどだったと記されている。
実は地球上には、その存在を知られながらも、文明から隔絶された世界で暮らす民族が100以上もいるとされる。
今から6年前、ブラジルのアマゾン南西部でその姿を初めて撮影された民族が発見された。
周辺には、他にも11の民族がいるのだが、外部の人間と接触すれば、伝染病などで絶滅する危険性もあるため政府機関に厳重に保護されているという。そしてインドネシア周辺の島々にも、そういった民族が数多く暮らしており、一説には40以上にも上るという。
本当にこれは、幻の存在だったマンテ族をカメラが捉えたものなのか?
この発見の直後、インドネシア政府はマンテ族保護のため捜索を開始。
しかし、6年経った今もその消息は明らかになっていない。
【大都会が生み出したモンスター】
カップルが偶然ビーチで発見し、カメラに収めたモノ。
それは…ただれた皮膚に尖った5本の指先、黒々とした体、ところどころに体毛が生えている。
そして、獰猛さを感じさせる剥き出しの鋭い牙。
体長は小型犬ほどだが、犬とは言い難い、謎の生物の亡骸。
どこからか漂流してきたのか? 近くに生息していたのか?
その後2人は、謎の生物の写真を新聞社へ送った。
こんなメッセージと共に…。
「2008年に発見されたモントークモンスターと同じ生物ではないでしょうか?」
実はここ、モントークのビーチで、謎の生物の死体が発見されたのは初めてではない。
これより12年前、同じような死骸が発見され、大体的に報じられたことがあった。
その時の写真がこちら。
体毛はほぼなく…顔にはくちばし、鋭い牙が生えている。
大きさは小型犬のほどのサイズだったという。
当初、動物学者の中には…手足の骨格や頭部の特徴などから、この生物は哺乳類で、アライグマであるという説を唱える者もいた。
その正体を明らかにするため、検証結果が待たれた。
だが報道の直後、いずれの死骸もなぜかその場から消えてなくなっていたという。
やがてその生物の死骸は、モントークに突如現れた怪物、「モントークモンスター」と呼ばれ、こんな説が唱えられるように…。
「政府が運営する研究施設が関係しているのではとの噂が広まり始めたんです。」
実はモントークモンスターが発見されたビーチ周辺には、その説を裏付けるような忌まわしい歴史が存在するという。
モントークビーチから北へ27キロほど離れた場所に浮かぶ小島、プラムアイランド。
1971年、ニューヨーク・タイムズでこの島は…1954年以降、“(人類が)知りうる限り最も危険な病原菌“ を研究する「悪魔の島」と報じられていた。
1900年、海岸警備の軍事要塞として、政府に買い取られたプラムアイランド。
第二次世界大戦が終わってから約10年後、ここに家畜が感染する病原菌を研究するための機関、動物疾病センターが開設された。
表向きはそう伝えられていたのだが、後にメディアによって…「ここでは、冷戦の最中、ソ連に経済打撃を与えるための、生物化学兵器の研究がなされていた」と暴露されたのだ。
さらに、1984年にはコネチカット州でマダニから人間へと感染するライム病が大流行!
プラムアイランドは、コネチカット州のほど近くに位置していた。
このことから、ライム病が発生した原因は政府が生物化学兵器として研究していたダニなのではないかと、国防総省に情報開示を要求する法案が出された。
だが法案は、下院では可決されたものの上院で否決。
情報開示がなされることはなかった。
こうした歴史的背景から「悪魔の島」と呼ばれたプラムアイランドでは、今もまだ怪しげな動物実験が行われているのではとの噂や、モントークモンスターは、実験によって生み出された生物が廃棄され、たまたまビーチに流れ着いたものと囁く声があるのもまた事実である。
そこで我々は、プラムアイランドの動物疾病施設にこれらの疑惑について取材を打診した。
しかしメールを送ってから1ヶ月、いまだ返答はない。
果たしてモントークモンスターの正体が明らかになる日は来るのだろうか?
【廃病院に現れた黒い影】
アメリカ・マサチューセッツ州、現在は公園となっているこの場所に…8年前、一軒の廃病院が存在していた。
そこはかつて精神を患った人々を収容していた精神病院。
治療と称し、今では考えられない手術などが行われ、10000人以上の死者を出したとも言われている。
そして2007年に閉鎖。
いつしか地元で有名な心霊スポットと化していた。
そんな場所を訪れたのは地元の探検家。
何か心霊現象が起きないかと撮影しにきたのだ。
すると…「後ろみて、後ろ!」
振り返るやいなや、大急ぎでその場を後にする撮影者たち。
一体何が起こったのか?
お分かりだろうか?
病院の廊下の奥に…黒い影が!
しかもそれは、4本足でこちらで向かってきている。
一体、これはなんなのか?
撮影者たちは、すぐに映像をSNSに投稿。
すると、ある未確認生物ではないかという声が上がった。
それが…レイク。
アメリカで多くの目撃例があるというその生物は、一説によると体長およそ2m。
鋭い爪や牙を持ち、4本足で信じられないスピードで走り、人を襲うこともあるという。
映像解析の専門家に見てもらったところ、CGや合成などの手法は使われていないとのこと。
だとするとこの生き物は、なんなのか、あなたはどう思いますか?
【ロシアで発見! 伝説の野獣】
一昨年の11月、シベリア郊外の山奥で不審な人影を見かけた男性。
ここに留まり、その影を追うことにした。
辺りも暗くなり、諦めかけていたその時、動物とは考えづらい謎の足跡が…
そして、木の上から何かの物音が!
視界が悪く、暗視カメラを用意し、辺りを撮影することにした。
すると…木立の奥に、何やら光る目が!
しかも木の上で動きながら、こちらの様子を伺っているようにも見える。
威嚇しても全く動じない。
木の上から姿を消したかと思うと、今度は堂々と撮影者の前に姿を現した。 そしてゆっくりと、近づいてくる。 その姿はまるでゴリラのよう。 しかし、ロシアにはゴリラはおろか、人以外の霊長類は生息していない。 そしてその後、突如として姿を消したという。 一体、この生物はなんだったのだろうか?
今回、我々はロシア国立大学の生物学博士、ヴァレンティン氏に話を伺うことができた。
映像を見る限り、ヴァレンティン氏が研究している雪男 アルマスではないかという。
雪男 アルマスとは?
「世界的に知られるイエティやビッグフットと同じ種族で基本的に二足歩行なのですが、このように4足歩行する事例も確認されています。いくつかの説がありますが、私個人の見解としては、3000年前に人間とは違う形で分岐した類人猿の生き残り。つまり、私たちにとても近い、ヒト科の生物と考えています。」
雪男 アルマス、実は今までにもロシア各地でその目撃情報はたくさん報告されている。
しかし、本当に存在するのだろうか?
「証拠はたくさん見つかっています。中でも大きかったのは、12年前、アルマスの繁殖地を発見し、そこで毛髪などを見つけたことです。DNA検査を行ったところ、その地域に住んでいる他の動物とは一致せず、人科であるホモサピエンスに近い…という結論に達しました。」
他にもこれまでに、アルマスのものと思われる足跡も見つかっている。
専門家の中には、懐疑的な意見もある。
だが、ヴァレンティン氏は最後にこんなことを語ってくれた。
「アルマスがいないのならば、なぜ多くの目撃証言や映像が存在するのか? 中には作られたものもあるのかもしれません。しかしいくつもの信用できる痕跡から考えて存在しないことを説明する方が難しいのです。」
ロシアの未確認生物、アルマス。
その姿が確認される未来は、そう遠くないのかもしれない。
【屋上に出現したシャドーピープル】
これは、去年の7月、南米コロンビア、カリ市で撮影された映像。
前方、ビルの間に挟まれた、1階建ての建物の屋上に何やら蠢く黒い影が。
街中はパニック。
一目見ようと大騒ぎしている。
未確認生物、シャドーピープルなのだろうか!?
撮影者はこの黒い影を魔女と叫ぶ!
実は南米では、黒魔術を使う魔女が古くから恐れられており、人ではない怪物のような姿をしたものも含め、災いを起こす存在として数多くの伝説がある。
今回もその姿が、黒いマントのようなもので覆われているように見えたことから、魔女が現れたと叫んでいるのだ。
その後、屋根の奥へと逃げていく、魔女。
すると!どこからか爆発音が!
爆発音と共に、魔女が消えた。
すると通行人たちがどこかへ走り出す。
その先の屋根に黒い影が移動している。
距離にして20mはある。
屋根から屋根へ、ものの10秒ほどで瞬間移動したというのか?
そして魔女は姿を消した。
一体この騒動は、なんだったのか?
コロンビアでジャーナリストをしている、カルロス氏によると…
「これは当初、一般の人を相手にアマチュアの映像集団がゲリラで始めたリアルドッキリ騒動ではないかと、報じられました。しかし私はそうではないと思います。」
確かに複数の出演者がいれば、瞬間移動などの説明はつく。
しかしあの日、多くの人が至近距離でこの黒い影を目撃している。
そしてそのほとんどが魔女だと信じているという。
カルロス氏「このニュースが大々的に報じられ、イタズラの可能性を指摘された後も、実際に目撃した人はそうではないと思っている。私もそう思います。大人があれだけ近くで見ているんです。もしイタズラだとしたら、気づかない方が不自然でしょう。」
住宅街にパニックをもたらした魔女騒動、これは一体何だったのか?
その真相は、未だ解明されていない。